2025-01-01から1年間の記事一覧
序文・雷避けが起源 堀口尚次 くわばらくわばら〈桑原桑原とも書く〉は、日本語で雷を避けるために唱えられる言葉。望ましくないことや災難を避けるために唱えられることもある。これは、不運を防ぐために「木をたたく」〈knock on wood〉という英語の表現や…
序文・精神論 堀口尚次 大和魂、あるいは大和心は、外国と比して日本流であると考えられる精神や知恵・才覚などを指す用語・概念。大和心。和魂。儒教や仏教などが入ってくる以前からの、日本人の本来的なものの考え方や見方を支えている精神である。儒学や…
序文・八百屋お七 堀口尚次 丙午(ひのえうま)は、干支の1つ。干支の組み合わせの43番目である。 「丙午年の生まれの女性は気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信がある。これは、江戸時代の初期の「丙午の年には火災が多い」という迷信が、八百屋お七が…
序文・榎本武揚の助命 堀口尚次 黒田清隆〈天保11年-明治33年〉は、日本の陸軍軍人、政治家。明治21年から明治22年にかけて第2代内閣総理大臣を務めた。 薩摩藩士として、幕末に薩長同盟のため奔走し、明治元年から明治2年の戊辰戦争に際しては北越から庄内…
序文・何の因果か 堀口尚次 脇坂安照は、江戸時代中期の大名。播磨国龍野藩の第2代藩主。龍野藩脇坂家4代。官位は従五位下・淡路守。元禄14年、江戸城中で浅野長矩が吉良義央に斬りつける赤穂事件が発生すると、この事件の処理に際し、赤穂藩の隣接藩の藩主…
序文・悲運は吉良側にもあった 堀口尚次 吉良義周(よしちか)は、江戸時代前期の高家旗本。米沢藩4代藩主・上杉綱憲の次男として生まれ、祖父である吉良義央〈上野介〉の養子となり高家吉良家を継ぐが、元禄15年12月14日の赤穂事件で、赤穂浪士らに義央を討た…
序文・真実は闇の中へ 堀口尚次 寺坂信行〈寛文5年 - 延享4年〉は、江戸時代前期の人物。赤穂浪士四十七士の一人。通称は吉右衛門。元禄赤穂事件の生き残りとして知られている。 元禄14年3月14日、主君・浅野長矩が江戸城松之大廊下で吉良義央に刃傷に及んで…
序文・殿中でござる 堀口尚次 梶川頼照は、江戸時代前期の旗本。赤穂事件の発端において浅野長矩が吉良義央に対し江戸城内で刃傷に及んだ際、長矩を取り押さえた人物である。事件の詳細を『梶川日記』に書き残している。事件に関する頼照の記述は現代語訳で…
序文・商人の発祥 堀口尚次 日本の行商の起源は定かではないが、日本書紀に欽明紀のものとして、山城から伊勢まで行商する商人の記載があることから、遅くとも6世紀頃には珍しいものではなくなっており、以降、今昔物語にも行商を行う商人が記述されている。…
序文・李登輝 堀口尚次 李登輝(りとうき)〈1923年 - 2020年〉 は、中華民国〈台湾〉の政治家、農業経済学者、宣教師。第4代中華民国総統〈7期途中昇格・8期・9期、1988年 - 2000年〉。コーネル大学農業経済学博士、拓殖大学名誉博士。信仰する宗教は台湾基督…
序文・天狗の雨具?! 堀口尚次 カクレミノは、ウコギ科カクレミノ属に分類される常緑亜高木の1種。和名カクレミノの語源は、3裂した葉の形が、想像上の宝物の一つである「隠蓑」に似ていることに由来する。植栽樹として利用され、日陰地に適した樹種として…
序文・ハイカラの対極 堀口尚次 バンカラ〈蛮殻、蛮カラ〉とは、ハイカラに対するアンチテーゼとして明治期に粗野や野蛮を創出したもの。一般的には言動などが荒々しいさま、またあえてそのように振る舞う人をいう。夏目漱石の小説『彼岸過迄』〈1912年発表…
序文・ぐりはま 堀口尚次 ハマグリ〈蛤、文蛤、蚌、浜栗、魽、鮚、Meretrix lusoria〉は、マルスダレガイ科に分類される二枚貝の1種である。食用として一般的な貝類の一つである。俳句文化においては春の季語の一つ。標準和名の「ハマグリ」は、Meretrix lus…
序文・秘仏 堀口尚次 歓喜天は、仏教の守護神である天部の一つ。ヒンドゥー教のガネーシャに相当する尊格で、ガネーシャと同様に象の頭を持つ。大聖歓喜天、大聖歓喜双身天王、聖天等とも称される。象頭人身の単身像と立像で抱擁している象頭人身の双身像の2…
序文・任侠最大の大出入り 堀口尚次 荒神山の喧嘩は、慶応2年4月8日に伊勢国荒神山〈現三重県鈴鹿市高塚町観音寺〉で起きた博徒同士の私闘。任侠史最大の大出入りといわれている。講談の神田伯山、浪曲の広沢虎造の次郎長伝で有名。ともに伊勢の博徒である神…
序文・道成寺 堀口尚次 安珍・清姫伝説とは、紀州道成寺にまつわる伝説のこと。思いを寄せた僧の安珍に裏切られた清姫が蛇に変化して日高川を渡って追跡し、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺すことを内容としている。そしてこの男女は因縁のまま輪廻転生するが、…
序文・太皇太后 堀口尚次 藤原宮子〈684年前後? - 天平勝宝6年〉は、文武天皇の夫人で第45代聖武天皇生母。第46代孝謙天皇〈第48代称徳天皇〉祖母。藤原不比等の長女で、母は賀茂比売。聖武天皇の皇后である異母妹・光明子〈光明皇后〉とは、義理の親子関係…
序文・分不相応 堀口尚次 「顔じゃない」とは、大相撲の隠語で「分不相応」という意味、いわゆる身分や能力などを考えてふさわしくないということをいう。また、非礼や不作法などを叱る場合にも使われる。 第68代元横綱・朝青龍明徳〈現実業家・タレント〉は…
序文・祖国分断の悲劇 堀口尚次 日本語詞のついた「イムジン河」のうち、最もよく知られているのが1968年前後にザ・フォーク・クルセダーズが歌ったものである。臨津江〈リムジン江〉で分断された朝鮮半島についての曲で、主人公は臨津江を渡って南に飛んで…
序文・清水次郎長の兄弟分 堀口尚次 吉良の仁吉(にきち)〈二吉とも書く。本名:太田 仁吉、天保10年 - 慶応2年〉は、清水次郎長の兄弟分として幕末期に活躍した侠客。 三州吉良横須賀〈現・愛知県西尾市吉良町〉に没落武士の子として生まれた。無口だが腕っ…
序文・浅井三姉妹 堀口尚次 常高院(じょうこういん)〈永禄13年 - 寛永10年〉は、戦国時代から江戸時代前期の人物。若狭小浜藩の藩主京極高次の正室。本名は浅井初で、一般に「初」の呼び名で知られる。浅井三姉妹の一人。父は近江国小谷城主・浅井長政、母は…
序文・輪廻転生した多生と前世の他生 堀口尚次 袖振り合うも他生の縁は、仏教からのことわざ。他生は多生と表記することもある。多少とするのは誤り。 道を行くときに、見知らぬ人と袖が振り合う程度の関係であっても、それは前世からの因縁であるということ…
序文・旧国鉄の判断 堀口尚次 特定地方交通線は、「日本国有鉄道経営再建促進特別措置法」〈国鉄再建法〉に規定する地方交通線のうち、バス転換が適当とされた旅客輸送密度4,000人未満で、なおかつ貨物輸送密度が4,000トン未満の日本国有鉄道〈国鉄〉の鉄道…
序文・警察署併設の留置所 堀口尚次 代用刑事施設とは、刑事訴訟法の規定により勾留される者を刑事施設に収容することに代えて、留置施設に留置することができる制度をいう。 代用刑事施設は、もっぱら代用監獄と呼称されてきた。しかし、監獄に関して定めて…
序文・所有地と公道の関係 堀口尚次 袋地とは、民法上は道路に接していない土地をいう。無道路地ともいう。不動産業界においては道路との間に細い路地状の部分を持ち、主たる敷地の大部分が道路と接していないような土地も含む。民法上の袋地を囲んでいる土…
序文・郡上の悲劇 堀口尚次 石徹白(いとしろ)騒動は、江戸時代中期の宝暦年間に美濃郡上藩〈現岐阜県郡上市〉が管轄していた越前国大野郡石徹白村〈現岐阜県郡上市〉で発生した大規模な騒動であり、騒動の中、石徹白の約三分の二にあたる500余名が追放され70…
序文・少子高齢化の余波 堀口尚次 耕作放棄地とは、農家への調査において、農作物が1年以上作付けされず、農家が数年の内に作付けする予定が無いと回答された農地。世界農林業センサスで定義づけられている。 世界的な視点に立てば、耕作放棄される要因は水…
序文・クマの生態 堀口尚次 冬眠とは、寒冷や餌の枯渇が生じる冬季に動物が代謝を下げて体温が低下する現象。狭義には恒温動物である哺乳類と鳥類の一部が活動を停止し、体温を低下させて食料の少ない冬季間を過ごす生態のことである。広義では変温性の魚類…
序文・将軍追放 堀口尚次 三好政権は、天文18年から永禄11年まで存在した、戦国時代の日本の武家政権である。同時代における他の戦国大名の地方政権とは大きく異なる中央政権であったと言われる。そのため、織田政権に先立つ統一政権の先駆的な存在であると…
序文・幻の富嶽 堀口尚次 中島知久平(ちくへい)(明治17年 - 昭和24年)は、日本の海軍軍人、実業家、政治家。中島飛行機〈のちに富士産業、富士重工業を経て、現在のSUBARU〉の創始者として知られ、政治家に転じてからは大臣や立憲政友会総裁を務めた。 明…