ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

第1315話 見ると幸せになれるドクターイエローの引退

序文・新幹線電気軌道総合試験車 堀口尚次 ドクターイエローは、東海道新幹線・山陽新幹線区間において使われていた、点検用新幹線車両の愛称。車体が黄色い〈イエロー〉ことから、こう呼ばれる。事業用車であるが、乗客を運ぶ営業用新幹線車両と同じ条件で…

第1314話 内村鑑三不敬事件

序文・教育勅語 堀口尚次 内村鑑三不敬事件は、内村鑑三が、不敬を理由に第一高等中学校の教職を追われた事件である。第一高等中学校不敬事件ともいわれる。 内村は明治23年から第一高等中学校の嘱託教員となったが、その年は10月30日に第一次山県内閣のもと…

第1313話 八丁堀

序文・当初は八町堀 堀口尚次 八丁堀は、江戸の地名、東京市の明治11年-昭和22年の京橋区の地名〈本八丁堀や南八丁堀など〉、および現在の東京都中央区の地名である。現行行政地名は八丁堀一丁目から八丁堀四丁目。 このあたりは天正18年の徳川家康の江戸入…

第1312話 大政委任論

序文・天皇と将軍の関係 堀口尚次 大政委任論は、江戸幕府が国内支配の正当化のために主張した理論で、将軍は天皇より大政〈国政〉を委任されてその職任として日本国を統治している、とするものである。 江戸時代初期の禁中並公家諸法度よりその萌芽は見られ…

第1311話 西郷隆盛の介錯をした別府晋介

序文・晋どん 堀口尚次 別府晋介〈弘化4年- 明治10年〉は、日本の武士〈薩摩藩士〉、陸軍軍人。 弘化4年、鹿児島郡吉野村実方で別府十郎の第2子として生まれる。諱は景長、通称を晋介という。長兄は別府九郎。従兄の桐野利秋〈中村半次郎〉とは実の兄弟以上…

第1310話 名古屋晴明神社

序文・陰陽師 堀口尚次 名古屋晴明(せいめい)神社は愛知県名古屋市千種区清明山1-6にある、陰陽師・安倍晴明を祀る神社。 かつて安倍晴明がこの地〈尾張国狩津荘上野邑〉に在住していた頃〈寛和3年に当地に移住したと伝わる。政変により当地に流されたという…

第1309話 イチローと振り子打法

序文・一本足 堀口尚次 振り子打法は、野球における打者の打法のひとつ。投手側の足を高く上げるか、あるいはすり足の様に移動させ、体を投手側にスライドさせながら踏み込んでスイングする。通常の打法ではボールを見極めやすいように頭の位置を出来るだけ…

第1308話 ネコヤナギ

序文・猫の尻尾 堀口尚次 ネコヤナギ〈猫柳〉は、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの1種である。 和名ネコヤナギの由来は、やわらかい銀白色の毛に覆われた花穂(かすい)がネコの尻尾を思わせること…

第1307話 せどり

序文・転売 堀口尚次 せどり〈競取り、糶取り〉とは、「同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人」を指す。古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に転売すること。」を指す言葉。 一般的にはひらがなで「せどり…

第1306話 転売屋

序文・商品の再流通 堀口尚次 転売とは、買い取った物をさらに他に売り渡すこと。転売することによって利益を得ることを半ば業として行う者を転売屋、転売ヤーという。ネットスラングの一種。 原則として、興行主が事前の同意のない転売を禁止するとしている…

第1305話 戦争神経症

序文・戦闘によるストレス 堀口尚次 戦闘ストレス反応とは、戦闘によってもたらされる心因性疾患、後遺症である。戦争後遺症、戦争神経症とも呼称される。 軍事心理学や軍事医学の研究では、戦闘ストレス反応は戦闘を経験した兵士が陥る様々な反応を含む幅広…

第1304話 空白の一日

序文・職業選択の自由 堀口尚次 江川事件は、1978年のドラフト会議前日にプロ野球セ・リーグの読売ジャイアンツとのドラフト外入団により電撃的な入団契約を結んだ投手・江川卓(すぐる)の去就をめぐる一連の騒動。江川問題、江川騒動、空白の一日とも呼ばれ…

第1303話 卑弥呼の謎

序文・女王 堀口尚次 卑弥呼〈建寧3年/170年頃 - 正始9年/248年〉は、『魏志倭人伝』等の古代中国の史書に記されている「倭国の女王」と称された人物。日本の古代の歴史書である『古事記』『日本書紀』に卑弥呼の記述はなく、考古学上も実在した物証が提示さ…

第1302話 当たるも八卦当たらぬも八卦

序文・占い 堀口尚次 八卦(はっけ)は、古代中国から伝わる易における8つの概念のことである。すなわち、一般的な周易では『☰〈乾(けん)〉☱〈兌(だ)〉☲〈離(り)〉☳〈震(しん)〉☴〈巽(そん)〉☵〈坎(かん)〉☶〈艮(ごん)〉☷〈坤(こん)〉』の八つの卦のことである…

第1301話 CRC クレ5-56

序文・住所の番地から 堀口尚次 KURE 5-56は、呉工業が製造販売している浸透潤滑剤、およびその商品シリーズの名称である。開発元は、アメリカ合衆国の自動車関連および生活関連用品企業、CRCインダストリーで、内容物は同社の「CRC5-56」と呼ばれていた製品…

第1300話 アベノマスク

序文・アベノミクス 堀口尚次 アベノマスクは、新型コロナウイルス感染症の流行下に2020年4月から日本で配布されたガーゼ製布マスクの俗称。急激な需要の増大で発生した不織布マスク不足の解消を目的として、安倍政権が約260億円をかけて全世帯に2枚ずつ配布…

第1299話 捨て奸

序文・島津の退き口 堀口尚次 捨て奸(がまり)は、戦国時代に薩摩国の大名・島津氏により用いられたと言われる戦術の一つ。関ヶ原の戦いの退却時に敵中突破の手段として島津義弘が用いたとされることで知られている。「座禅陣」とも言われる。 本隊が撤退する…

第1298話 佐渡おけさ

序文・袈裟の姿で踊った 堀口尚次 佐渡おけさは、新潟県佐渡市〈佐渡国〉に伝わる「おけさ節」の1つである。現在では佐渡を代表する民謡として全国に知られている。 おけさの歴史は、熊本県天草市の牛深港に伝わる酒席の騒ぎ唄解釈によっては踊り唄である牛…

第1297話 泡沫候補

序文・公職選挙法の盲点 堀口尚次 泡沫候補とは、当選する見込みが極めて薄い選挙立候補者。特殊候補、インディーズ候補とも呼ばれる。「沫」が常用漢字に含まれないため、新聞などでは泡まつ候補とまぜ書きしたり、泡末候補と書き換える場合もある。 「立候…

第1296話 枕経と引導

序文・引導を渡す 堀口尚次 枕経とは、死者の枕元でお経などをあげる事。臨終諷経(ふぎん)、枕頭回向(ちんとうえこう)、臨終勤行。浄土真宗では枕勤めともいう。真言宗では、故人の前に枕飾を設ける。僧侶が故人に末期の水を行い、印を結び、読経する。また…

第1295話 江戸言葉

序文・べらんめえ口調 堀口尚次 江戸言葉または江戸弁は、東京都23区中心部〈旧江戸〉の内、江戸城より東側の町人地であった「下町」発祥の日本語の方言である。江戸なまり、江戸語、下町言葉と呼ばれることもある。武家地であった山の手発祥の方言である山…

第1294話 藪医者

序文・養父 堀口尚次 藪(やぶ)医者とは、適切な診療能力や治療能力を持たない医師・歯科医師・獣医師を指す俗称・蔑称である。同義語に加減医者、薮(やぶ)医、庸(よう)医がある。古くは1422年に「藪医師」、1283年に「藪薬師」の記録がある。藪と略される場…

第1293話 坂崎直盛と千姫事件

序文・徳川家康の孫娘 堀口尚次 坂崎直盛 / 宇喜多詮家(あきいえ)は、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名。宇喜多忠家の子。宇喜多直家の甥にあたる。宇喜多秀家に仕えた後に徳川家康に仕えた。関ヶ原の戦いの功により津和野城主となって坂崎と改…

第1292話 弾劾

序文・相手を非難する 堀口尚次 弾劾(だんがい)とは、身分保障された官職にある者を、義務違反や非行などの事由で、議会の訴追によって罷免し、処罰する手続き。弾劾主義。これにちなみ相手を非難する表現にもなっている。日本の弾劾制度は以下の2種類があり…

第1291話 二度の傷害事件に居合わせた畠山義寧

序文・高家旗本 堀口尚次 畠山義寧(よしやす)は、江戸時代前期から中期にかけての高家旗本。通称は修理。官位は従四位下・左少将、下総守。江戸木挽町築地に居住。石高は初め3000石、宝永年間に1100石となり、後に3100石。 親戚である米沢藩上杉家の江戸藩邸…

第1290話 丹下左善

序文・架空の剣士 堀口尚次 『丹下左膳』は、林不忘(はやしふぼう)の新聞連載小説、これを原作とする映画の題名、およびその作品内の主人公である架空の剣士。昭和2年から新聞連載小説『新版大岡政談・鈴川源十郎の巻』の登場人物であった、隻眼隻手のニヒル…

第1289話 赤穂浅野家を再興できた浅野大学

序文・浅野内匠頭の弟 堀口尚次 浅野長広は、江戸時代前期から中期の旗本。幼名は戌千代。通称は大学。一般に浅野大学として知られる。赤穂事件で改易・切腹となった赤穂藩主・浅野内匠頭長矩の弟で、のち養子となる。 寛文10年10月29日、赤穂藩主・浅野長友…

第1288話 切捨御免

序文・武士の特権 堀口尚次 切捨御免とは苗字帯刀とともに、江戸時代に武士へに無礼を止めるように注意後も無礼を働き続けた場合に限り認められた殺人への後世の呼称である。当時の呼称は史料においては「手討」「打捨」である。切捨御免は最下級武士である…

第1287話 武田信玄に追放された父・信虎

序文・親子の確執 堀口尚次 武田信虎(のぶとら)は、戦国時代の武将、甲斐の守護大名・戦国大名。武田信玄の父。甲斐源氏第18代当主。武田氏15代当主。 天文10年6月14日、信虎が信濃国から凱旋し、娘婿の今川義元と会うために河内路を駿河国に赴いたところ、…

第1286話 赤穂城でも起きた刃傷事件

序文・これぞ本当の赤穂事件 堀口尚次 脇坂安照(やすてる)は、江戸時代中期の大名。播磨国龍野藩の第2代藩主。龍野藩脇坂家4代。官位は従五位下・淡路守。 明暦4年3月20日、初代藩主・脇坂安政の五男として江戸で誕生する。寛文12年6月28日、4代将軍・徳川家…