ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第1543話 公有水面・名古屋のポートアイランド

序文・どこの市町村にも属さない土地 堀口尚次 公有水面埋立法は、日本の河川、沿岸海域、湖沼などの公共用水域の埋立、干拓に関する法律である。略称は、埋立法である。対象は「公の水面を埋め立てて土地を造成する」行為とその実施者であり、河川と海域に…

第1542話 東照宮

序文・東照大権現を祀る 堀口尚次 東照宮は、江戸幕府初代将軍の徳川家康を「東照大権現」として祀る神社である。元和2年4月2日、今際の徳川家康は金地院崇伝・南光坊天海・本多正純を呼び、次のように遺言した。 『御大漸の後は久能山に納め奉り、御法会は…

第1541話 非核三原則

序文・持ち込ませず?! 堀口尚次 非核三原則とは、核兵器を「持たず、作らず、持込ませず」の三原則を指すもの。昭和42年12月に内閣総理大臣の佐藤栄作によって表明された『核は保有しない、核は製造もしない、核を持ち込まないというこの核に対する三原則…

第1540話 日本の儀礼「手刀」

序文・大相撲の懸賞金受け取り 堀口尚次 手刀(てがたな)は、日本の儀礼のひとつである。大相撲で勝った力士が懸賞を受け取るときに手でおこなう所作もこれに含まれる。日本では、人の前を横切る時、または雑踏に分け入っていく際などに、縦にした片手を体か…

第1539話 二俣城での悲劇

序文・松平信康の自刃 堀口尚次 二俣城は、遠江国豊田郡二俣〈静岡県浜松市天竜区二俣町二俣〉にあった日本の城〈山城〉。天竜川と二俣川に挟まれた天嶮に恵まれた中世城郭として名高く、武田信玄・勝頼親子と徳川家康がこの城を巡って激しい攻防を繰り広げ…

第1538話 海上保安庁と水上警察

序文・海の取締り 堀口尚次 海上保安庁は、日本の行政機関のひとつで、国家行政組織法および海上保安庁法による国土交通省の外局。法令の海上における励行、海難救助、海洋汚染の防止、海上における犯罪の予防・鎮圧、犯人の捜査・逮捕、船舶交通に関する規…

第1537話 革命的共産主義者同盟全国委員会

序文・極左暴力集団 堀口尚次 革命的共産主義者同盟全国委員会は、日本の左翼過激派テロリスト、極左暴力集団、革共同系の新左翼党派の一つ。通称は中核派。「反帝国主義・反スターリン主義プロレタリア世界革命」を掲げる。公然拠点は前進社。機関紙は「前…

第1536話 公安調査庁と警察庁外事情報部外事課の違い

序文・公安 堀口尚次 公安調査庁は、日本の行政機関のひとつ。破壊活動防止法、団体規制法などに基づき、公共の安全の確保を図ることを目的として設置された法務省の外局である。日本語略称・通称は、公安庁・公調。 警察庁外事情報部外事課とは、日本の公安…

第1535話 私人逮捕

序文・潜む危険性 堀口尚次 私人逮捕とは、一般人による逮捕のこと。常人逮捕と言うこともある。日本法では現行犯を逮捕する時のみ私人逮捕が認められている。現行犯人の逮捕は、検察官や司法警察職員に限らず何人でも〈一般人でも誰でも〉逮捕状がなくても…

第1534話 京大天皇事件

序文・天皇への質問状と不敬 堀口尚次 京大天皇事件は、昭和26年11月12日の昭和天皇の京都大学来学に際して発生した混乱、およびこれを発端とする学生処分事件で、「京大事件」あるいは「天皇事件」とも称される。 関西巡幸途上の昭和天皇が京都大学に来学し…

第1533話 きけ わだつみのこえ

序文・遺稿集 堀口尚次 『きけ わだつみのこえ』は、第二次世界大戦末期に戦没した日本の学徒兵の遺書を集めた遺稿集。 昭和22年に東京大学協同組合出版部により編集されて出版された東京大学戦没学徒兵の手記集『はるかなる山河に』に続いて、昭和24年10月2…

第1532話 キャスタ角

序文・車輪の進行方向が揃う 堀口尚次 キャスタ角は、自動車、オートバイ、自転車、その他の車両または船舶において、車両の横から見た時の、操作された車輪の垂直軸からのステアリング軸の角変位である。デュアルボールジョイントサスペンションを持つ自動…

第1531話 トラトラトラを打電した九七式艦上攻撃機

序文・淵田中佐搭乗 堀口尚次 九七式艦上攻撃機は日本海軍の艦上攻撃機。競争試作された2機種が両方とも採用されたので、この名をもつ飛行機には全く設計の異なる中島製〈B5N〉と三菱製〈B5M〉の2種類が存在するが、通常は中島製〈B5N〉を指す。略称は九七式…

第1530話 バナナ・ボート

序文・港湾荷役者の労働歌 堀口尚次 「バナナ・ボート」〈Banana Boat Song〉は、ジャマイカの民謡の一形態であるメント〈ジャマイカにおいて、スカやレゲエ以前にあったフォーク音楽の一形態〉の曲で、ジャマイカ人の港湾荷役夫の労働歌である。デイ・オー…

第1529話 九六式艦上攻撃機

序文・木製プロペラ 堀口尚次 九六式艦上攻撃機は日本海軍の艦上攻撃機。「九六艦攻」。九試艦上攻撃機として中島、三菱、空技廠の3者が競争試作し、空技廠製のものが九六式艦上攻撃機として採用された。海軍における記号はB4Y。アメリカ軍によるコードネー…

第1528話 ローマ字

序文・TiはChi 堀口尚次 ローマ字は、仮名をラテン文字に翻字する際の規則全般〈ローマ字表記法〉、またはラテン文字で表記された日本語〈ローマ字綴りの日本語〉を表す。 単に「ローマ字」と言った場合、本来はラテン文字〈ラテン・アルファベット〉の…

第1527話 神様になった漁夫歌人

序文・渥美半島といえば詩人 堀口尚次 糟谷磯丸(かすやいそまる)〈宝暦14年 - 嘉永元年〉は、江戸時代後期の歌人。「無筆の歌詠み」として知られる漁夫歌人である。別名は貞良、磯麿、通称は新之丞、半之丞。 渥美半島の先端の村、三河国渥美郡伊良湖村〈現…

第1526話 寛政一揆

序文・刈谷藩主の暴政 堀口尚次 寛政一揆は、寛政2年12月に三河国刈谷藩領〈現愛知県安城市、刈谷市、高浜市、知立市〉の諸村で発生した大規模な百姓一揆。刈谷藩では元文3年にも一揆が発生しており、いずれも領内諸村に課された金銭負担が原因となり発生し…

第1525話 ウルグアイラウンドの残骸

序文・貿易の自由化対策 堀口尚次 ウルグアイ・ラウンド〈1986年 - 1994年〉は、世界貿易上の障壁をなくし、貿易の自由化や多角的貿易を促進するために行われた多国間通商交渉。ウルグアイの保養地であるプンタ・デル・エステで1986年に開始宣言されたことか…

第1524話 脱走した新選組元総長・山南啓助

序文・勤王 堀口尚次 山南敬助〈天保7年- 元治2年〉は、江戸時代末期〈幕末〉の日本の武士・新選組隊士。近藤勇らとともに新選組を結成する。当初は副長、後に総長を務めた。屯所移転問題を巡り近藤や土方歳三と対立を深め、最終的に脱走したことで、新選組…

第1523話 御岳行者皇居侵入事件

序文・肉食禁止 堀口尚次 御岳行者皇居侵入事件は、明治5年2月18日に、現在の東京都千代田区で発生した、御嶽講〈木曽御嶽山信仰〉の行者等の一団が、明治天皇に対する肉食禁止をはじめとする意見の具申を目的として,皇居〈当時は「宮城」〉に入ろうとした…

第1522話 南北戦争の原因

序文・奴隷制度 堀口尚次 南北戦争は、1861年から1865年にかけて、北部のアメリカ合衆国と合衆国から分離した南部のアメリカ連合国との間で行われた内戦である。奴隷制存続を主張するミシシッピ州やフロリダ州など南部11州が合衆国を脱退してアメリカ連合国…

第1521話 オスの三毛猫は希少

序文・自然界の不思議 堀口尚次 三毛猫とは、3色の毛が生えている猫の総称。単に三毛とも言う。英語ではキャリコと呼ばれる。一般的に白・茶色・黒の3色で短毛の日本猫。白・茶色・こげ茶のものを「キジ三毛」、縞模様〈トラネコ〉との混合のものを「縞三毛…

第1520話 高速道路無料化

序文・民主党のマニフェスト 堀口尚次 民主党は、「地方を活性化するとともに、流通コストの削減を図る」ことを最大の目的として、2003年の第43回衆議院議員総選挙以降一貫して「高速道路無料化」をマニフェストに掲げている。 これらのマニフェストの中で特…

第1519話 地磁気

序文・磁性と磁場 堀口尚次 地磁気は、地球が持つ磁性〈磁気〉及び、地球により生じる磁場〈磁界〉である。磁場は、空間の各点で向きと大きさを持つ物理量〈ベクトル場〉である。地磁気の大きさの単位は、国際単位系の磁束密度の単位であるテスラ〈T〉である…

第1518話 平八郎こと本田忠勝

序文・鹿の角の兜 堀口尚次 本多忠勝は、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名。徳川氏の家臣。上総大多喜藩初代藩主、伊勢桑名藩初代藩主。忠勝系本多家宗家初代。本姓は藤原氏。通称は平八郎、官途は従五位下、中務大輔である。なお、忠勝は発給…

第1517話 カウボーイは牛泥棒だった

序文・カウガールもいる 堀口尚次 カウボーイは、北アメリカ大陸やオーストラリアなどの牧場で見られる、畜産業に従事する牧場労働者のこと。牧童。また、同種の職業に従事する女性をカウガールと呼ぶ。メキシコや南米などのスペイン語圏における「バケーロ…

第1516話 豊臣秀吉と徳川家康を祖父にもつ千姫

序文・織田信長との血縁も 堀口尚次 千姫は、安土桃山時代から江戸時代の女性。豊臣秀頼・本多忠刻の正室。父は徳川秀忠、母は浅井長政の三女である浅井江〈太閤豊臣秀吉の養女・達子〉。号は天樹院。慶長2年4月11日、秀忠と達子の長女として、山城国伏見城…

第1515話 徳川家康のお抱え大工・中井正清

序文・従四位下の大工 堀口尚次 中井正清〈永禄8年 - 元和5年〉は、江戸時代初期の大工。大和国出身。中井正吉の子。通称は藤右衛門。徳川家康に仕え、幕府の建築事業で活躍した。 中井氏は、本姓は古代史族の巨勢氏である。祖父巨勢正範は万歳城〈大和高田…

第1514話 若き日の豊臣秀吉を蹴った蜂須賀小六

序文・出会の橋 堀口尚次 蜂須賀正勝は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将、大名。豊臣秀吉の股肱の家臣。播磨龍野城主。徳島藩主蜂須賀家の家祖。 初名は利政。通称は小六もしくは小六郎で、特に前者は広く知られているが、のちに彦右衛門と改名して…