ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2026-06-01から1ヶ月間の記事一覧

第1647話 昭和天皇が母のように慕った鈴木たか

序文・教育係 堀口尚次 鈴木たか〈明治16年 - 昭和46年〉は、日本の第42代内閣総理大臣である鈴木貫太郎の妻〈内閣総理大臣夫人〉。北海道札幌市出身。 明治16年7月4日、足立元太郎の長女として北海道札幌市で誕生。父の元太郎は札幌農学校2期生〈札幌バンド…

第1646話 偽装された「晴嵐」

序文・米軍機の塗装 堀口尚次 晴嵐(せいらん)は、大日本帝国海軍が第二次世界大戦中に開発した水上攻撃機。設計生産は愛知航空機、略符号はM6A1。 伊四百型潜水艦による戦略爆撃の目的で開発された、小型軽量の急降下爆撃が可能な潜水艦搭載用の水上攻撃機〈…

第1645話 人情将軍今村中将のジャワ軍政

序文・戦陣訓に関わる 堀口尚次 今村均〈明治19年 - 昭和43年〉は、日本の陸軍軍人。最終階級は陸軍大将。陸軍大学校27期を首席で卒業。恩賜の軍刀を賜った。同期生には東條英機〈11番の成績〉がいた。 日本軍は蘭印攻略を担当する部隊として第16軍を編成し…

第1644話 海軍甲事件

序文・連合艦隊司令長官山本五十六戦死 堀口尚次 海軍甲事件とは、第二次世界大戦中の昭和18年4月18日に、前線を視察中の連合艦隊司令長官山本五十六海軍大将の搭乗機がアメリカ軍戦闘機に撃墜され、山本が戦死した事件である。アメリカ側名称はヴェンジェン…

第1643話 海軍乙事件

序文・消えた連合艦隊司令長官 堀口尚次 海軍乙事件とは、太平洋戦争中の昭和19年3月31日、連合艦隊司令長官の古賀峯一海軍大将が搭乗機の遭難により行方不明となりその後殉職扱いとなった事件および、古賀大将に随伴した参謀長の福留繁海軍中将が搭乗機〈古…

第1642話 八咫烏

序文・三本足のカラス 堀口尚次 八咫烏(やたがらす)は、日本神話に登場する烏(からす)であり、導きの神。神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる。一般的に三本足の姿で知られ…

第1641話 新円切替と証紙貼付券

序文・インフレーション対策 堀口尚次 新円切替とは、昭和21年2月16日夕刻に、幣原内閣が発表した戦後インフレーション対策として行われた金融緊急措置令を始めとする新紙幣〈新円〉の発行、それに伴う従来の紙幣流通の停止などに伴う通貨切替政策に対する総…

第1640話 バラック

序文・屯田兵の宿舎 堀口尚次 バラックは、本来は駐屯兵のための細長い宿舎のこと。転じて、空地や災害後の焼け跡などに建設される仮設の建築物のこと。 日本において、通常の建築物〈バラックに対して本建築という〉は構造的に数十年以上も維持させる前提で…

第1639話 八葉宝鐸型梵鐘

序文・中国の影響 堀口尚次 愛知県西尾市の実相寺に、変った形状の釣り鐘がある。日本では作例の少ない形状であり、愛知県では類を見ない珍品とされる。南北朝時代に造られた鋳銅製で、八葉宝鐸(はちようほうたく)型梵鐘という。市のホームページには以下の…

第1638話 一か八か

序文・丁半賭博 堀口尚次 一か八かは、江戸時代の日本からとされる言葉。 どのような結果になるのかが予想できない場合に、運に任せて思いっきり物事を行うということを意味する。どのような結果になるのかが見通せない情況になった場合にせっぱつまって、運…

第1637話 二枚目

序文・歌舞伎の看板 堀口尚次 二枚目は、美男子のこと。 「二枚目」という用語は、歌舞伎用語をもとに、江戸時代に生まれた。歌舞伎の看板は、通常は8枚から成っていた。一枚目の看板は「書き出し」と言われ、主役の名が書かれ、二枚目の看板には若い色男の…

第1636話 ポスティングシステム

序文・入札制度 堀口尚次 ポスティングシステムとは、主にプロ野球において認められている移籍システムの一つ。日本のメディアでは旧制度に基づく入札制度という呼称も使われている。日本野球機構〈NPB〉とメジャーリーグベースボール〈MLB〉間でのシステム。…

第1635話 麻雀の責任払い・包

序文・気を付けないととんでもないことに… 堀口尚次 責任払いとは、麻雀における細目ルールのひとつで、ある特定の役の和了〈あがり〉が発生した時に、その役を確定させる副露〈鳴き〉を許したプレイヤーに対して課される罰則〈点の支払い〉である。 中国語…

第1634話 真っ赤な車・ポルシェ

序文・緑の中を走りぬける 堀口尚次 ポルシェ〈Porsche〉は、ドイツの高性能スポーツクーペやSUV、スポーツセダンなどを専門とする自動車メーカーである。バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトに本社を置く。フォルクスワーゲンAGの傘下である。 …

第1633話 錫杖

序文・シャクシャクという音 堀口尚次 錫杖(しゃくじょう)は、遊行僧が携帯する道具〈比丘十八物〉の一つである杖。梵語ではカッカラといい、有声杖、鳴杖、智杖、徳杖、金錫ともいう。 銅や鉄などで造られた頭部の輪形に遊(ゆ)環(かん)が4個または6個または…

第1632話 パナマ運河爆撃計画

序文・愛知航空機で造られた晴嵐 堀口尚次 第六三一海軍航空隊は、日本海軍の部隊の一つ。太平洋戦争末期にパナマ運河爆撃を目指して編制し、実施に至ることなく終戦を迎えた。 マリアナ諸島陥落を機に、長らく構想されていたパナマ運河破壊を実施に移すべく…

第1631話 御霊信仰

序文・御霊神社 堀口尚次 御霊(ごりょう)信仰とは、人々を脅かすような天災や疫病の発生を、怨みを持って死んだり非業の死を遂げた人間の「怨霊」のしわざと見なして畏怖し、これを鎮めて「御霊」とすることにより祟りを免れ、平穏と繁栄を実現しようとする…

第1630話 島畑

序文・田んぼの中の畑 堀口尚次 島畑(しまばた)は水田の中に設けられた畑地。扇状地や、段丘・自然堤防などの微高地で水田を開墾する際に、導水できる高さまで土地を掘り下げた際に出る残土を水田の中に積み上げたもので、畑として利用された。寄畠(よせはた…

第1629話 パーレビ国王

序文・最後の皇帝 堀口尚次 モハンマド・レザー・シャー・パフラヴィーは、パフラヴィー朝イランの第2代にして最後の皇帝。パフラヴィー2世とも呼ばれる。亡命前後の日本の報道ではパーレビ国王と呼ばれることが多かった。父である先代の皇帝レザー・シャー…

第1628話 エドウインは「江戸が勝つ」

序文・EDO WIN 堀口尚次 株式会社エドウイン〈EDWIN〉は、デニム素材を中心とした日本のファッションブランド、繊維メーカー。 1950年代に常見米八商店の商号から発展したTUNEMIは、中古ジーンズをアメリカから輸入し市場に提供していたが、1960年代に…

第1627話 みなし上下分離方式

序文・ローカル路線の存続問題 堀口尚次 上下分離方式とは、鉄道・道路・空港などの経営において、下部〈インフラ〉の管理と上部〈運行・運営〉を行う組織を分離し、下部と上部の会計を独立させる方式である。 一般には、中央政府・自治体や公営企業・第三セ…

第1626話 日章丸事件

序文・出光佐三の挑戦 堀口尚次 日章丸事件は、1953年に起きた石油の輸入とそれに付随した訴訟および国際的な衝突。 イギリスの影響下にあったイランは、第二次世界大戦の進駐を経て連合国の占領下から脱していたものの、当時世界最大と推定されていたその石…

第1625話 宮中某重大事件

序文・山縣有朋の懸念 堀口尚次 宮中某重大事件は、大正天皇の皇太子・裕仁親王〈後の昭和天皇〉妃に内定していた久邇宮家(くにのみやけ)の良子女王〈後の香淳皇后〉の家系に色覚異常の遺伝があるとして、大正9年から大正10年にかけて元老・山縣有朋らが久邇…

第1624話 亀甲萬

序文・亀甲山で亀は萬年 堀口尚次 キッコーマン株式会社は、千葉県野田市に本社を置く、醤油を主とする調味料、加工食品の大手企業である。 現社名は、前身8家の合同による野田醤油会社創立に際し、醤油統一商標「亀甲萬」とする。前身の1つ、茂木佐平次家の…