その他
序文・発展途上国という差別 堀口尚次 第三世界とは、西側諸国にも東側諸国にも属さない国々を指すものとして冷戦時代に使われた言葉である。これに対して、アメリカ合衆国、日本、EU諸国とその同盟国〈西側諸国〉を「第一世界」、ソビエト連邦、中華人民共…
序文・フランダースの犬 堀口尚次 ピーテル・パウル・ルーベンス〈1577年 - 1640年〉は、バロック期のフランドルの画家、外交官。祭壇画、肖像画、風景画、神話画や寓意画も含む歴史画など、様々なジャンルの絵画作品を残した。 ルーベンスは多作の芸術家だ…
序文・蜃が気を吐いて楼閣を現す 堀口尚次 蜃気楼は、温度の異なる大気中において高密度の冷気層と低密度の暖気層の境界で光が屈折し、遠方の景色や物体が伸びたり逆さまに見えたりする現象。光は通常直進するが、密度の異なる空気があるとより密度の高い冷…
序文・熱帯地方原産の植物 堀口尚次 タバコ〈煙草、スペイン語: tabaco、ポルトガル語: tabaco、学名:Nicotiana tabacum〉は、ナス科タバコ属の熱帯地方原産の植物。栽培種としては一年草として扱われているが、原産地では多年草の植物である。葉の成分とし…
序文・大隈重信の回顧 堀口尚次 日本の鉄道は明治5年9月12日に、新橋駅 - 横浜駅間で正式開業した。鉄道の輸送力を決定付ける軌間は、国際標準軌 〈1,435 mm〉 より狭い狭軌の1,067 mmが選ばれた。これは当時の日本の状況を考えると妥当な選択であった。すな…
序文・アメリカの思惑 堀口尚次 1954年農産物貿易促進援助法は、1954年に成立した、アメリカ合衆国の連邦法である。本法の実際の目的に着目して、余剰農産物処理法、法律番号からPL480や公法480号などとも呼ばれる。現在は、法律制定当初の目的は失われ、海…
序文・草庵を三回訪ねる 堀口尚次 三顧の礼は、中国語の故事成語「三顧草廬」〈草庵を三回訪ねる〉を日本風に直したもので、目上の人が格下の者の許に出向き、礼を尽くしてお願いをすること。三国時代直前の中国において、劉備(りゅうび)が諸葛亮を軍師とし…
序文・戦後復興の経済政策 堀口尚次 傾斜生産方式とは、第二次世界大戦後、GHQによる占領行政下にあった日本における経済復興のために実行された経済政策である。当時の基幹産業である鉄鋼、石炭に資材・資金を超重点的に投入し、両部門相互の循環的拡大を促…
序文・権限委任 堀口尚次 グリーンライトとは、プロジェクトを推進するために「進め」または「進んでも良い」との指示を与えることである。この用語の由来は、信号機の青信号である。 アメリカの映画業界やテレビ業界では、「グリーンライト」とは、製作資金…
序文・在日朝鮮人リンチ殺人事件 堀口尚次 木本(きのもと)事件、または三重県朝鮮人虐殺事件は、三重県南牟婁郡木本町〈現・熊野市〉で大正15年1月3日に起きた、在日朝鮮人2人に対するリンチ殺人事件を指す。 事件当時、現場付近では日本人と朝鮮人の労働者…
序文・西洋からのことわざ 堀口尚次 「二兎(にと)を追う者は一兎(いっと)をも得ず」は、一度に多くの利益を得ようとして欲張ったならば、どこからも利益を得られなくなるということである。2つの異なったことを同時に行ったならば、その両方が失敗に終わると…
序文・スラム街 堀口尚次 タルドンネ又はタルトンネ〈朝鮮語: 달동네〉とは、韓国におけるスラム〈都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道…
序文・与力と同心の屋敷 堀口尚次 廿軒家(にじっけんや)は、愛知県名古屋市守山区の地名。丁番を持たない単独町名。 大字(おおあざ)小幡の小字(こあざ)名「廿軒家」による。江戸時代の当地には犬山城主の成瀬氏が「御林」と称する非常用の用材として使用する…
序文・薪の上に臥し 苦い胆を嘗める 堀口尚次 臥薪嘗胆は、復讐を成功するために苦労に耐えるという意味を持つ、中国の故事成語である。紀元前5世紀の呉と越の国家間の戦争に由来する。この成語の現在確認できる初出は、「嘗胆」のみならば『史記』巻41越王…
序文・危険回避 堀口尚次 急がば回れは、日本の地理からの言葉。 物事を行う際には、急いでいるときほど近道をしようと思うものなのであるが、そのようにした方がかえって道に迷ったりするなどで失敗を招きがちとなるということを意味する。 物事を急いで行…
序文・山伏装束 堀口尚次 烏天狗(からすてんぐ)は、大天狗と同じく山伏装束で、烏のような嘴を持った顔をしており、自在に飛翔することが可能だとされる天狗。青天狗、小天狗とも呼ばれる。烏と名前がついているが、猛禽類と似た羽毛に覆われているものが多…
序文・富山湾の神秘 堀口尚次 ホタルイカは、ツツイカ目〈開眼目〉ホタルイカモドキ科に属するイカの一種である。軟体動物類の深海性発光動物。「コイカ」あるいは「マツイカ」ともよばれ、胴長は雄4cm・雌6cm、重さ10gと小さい。食用とされる。 世界にはホ…
序文・龍神伝説 堀口尚次 油ヶ淵(あぶらがふち)は、愛知県碧南市と安城市の境にある湖沼(こしょう)。愛知県唯一の天然湖沼である。二級河川に指定されている。 「油ヶ淵」の名前は、かつて内海だった油ヶ淵の湖畔(碧南市油渕町)に住んでいた母子の伝説〈息…
序文・放送禁止処分もある 堀口尚次 プロテストソングとは、政治的抗議のメッセージを含む歌〈楽曲〉の総称である。プロテスト・ソングはアメリカでは、ウディ・ガスリーやピート・シーガーらの影響を受けたフォーク歌手たちによって盛んに歌われるようにな…
序文・鉄道の工夫 堀口尚次 三線軌条とは、鉄道において軌間の異なる車両を運転するために、通常1対2本の軌条〈レール〉で敷設される線路について、片側のレールを共通として残り2本のレールをそれぞれの軌間に応じて敷設したもののこと。三線軌条は三線軌道…
序文・美しい比率 堀口尚次 黄金比とは、線分や長方形の比率が「短い部分:長い部分=長い部分:全体」となる、約1:1.618の美しい比率。長方形は縦と横の長さの比が黄金比になるとき、安定した美感を与えるという説がある。これはグスタフ・フェヒナーの1867…
序文・マッコウクジラの結石 堀口尚次 龍涎香(りゅうぜんこう)あるいはアンバーグリスは、ベゾアールの一種でマッコウクジラの腸内に発生する結石であり、香料の一種である。生成されたばかりの龍涎香は、海の匂いや糞便臭がする。熟成するにつれて、甘い、…
序文・方位の吉凶 堀口尚次 九星気学(きゅうせいきがく)とは、生れた年月日の九星と干支、五行を組合わせた占術。方位の吉凶を知るために使われることが多い。九星術を元に明治42年に園田真次郎が気学としてまとめたものと、それ以前の九星術と合わせて九星…
序文・NASAの元技術者が開発 堀口尚次 ゲイラカイトは、アメリカ合衆国のゲイラインダストリ-ズが製造する凧の日本での商品名。凧の概念を覆す斬新なデザインと高性能な飛行機能が評判を呼び、1970年代の日本で大ブームを巻き起こした。材質はビニール…
序文・コロッケ 堀口尚次 コロッケは、茹でて潰したジャガイモやクリームソースに挽肉や野菜などを混ぜ合わせ、丸めて衣で包み、食用油でフライ状に揚げた、日本の洋食の一つ。西洋料理のクロケットを模倣して考案された。単にコロッケといった場合はジャガ…
序文・クローン桜 堀口尚次 ソメイヨシノ〈染井吉野、学名: Cerasus × yedoensis ‘Somei-yoshino’〉は、母をエドヒガン、父を日本固有種のオオシマザクラの雑種とする自然交雑もしくは人為的な交配で生まれた日本産の栽培品種のサクラ。遺伝子研究の結果、ソ…
序文・富国強兵 堀口尚次 養蚕(ようさん)業は、カイコ〈蚕〉を飼ってその繭(まゆ)から生糸〈絹〉を作る産業である。遺伝子を組換えたカイコを用いた医薬素材の生産や開発、カイコ蛹(さなぎ)を利用して冬虫夏草〈茸〉を培養するといった新しい活用も進んでい…
序文・牛から 堀口尚次 種痘とは、天然痘の予防接種のことである。ワクチンを皮内に接種する。今日ではY字型の器具〈二又針〉に付着させて人の上腕部に刺し、傷を付けて皮内に接種する手法が一般的である。1980年に天然痘ウイルスは撲滅され、自然界に存在し…
序文・任侠道 堀口尚次 義理とは、相互関係を維持するために定められた道筋。対人関係や社会関係において、守るべきとされる慣習。 ルース・ベネディクトが『菊と刀』で述べたように、日本では世間という閉じられた空間において相手や周囲といった外面からの…
序文・ボトルネック 堀口尚次 スライドギター〈別名:ボトルネックギター〉は、ギターの奏法のひとつ。スライドバーと呼ぶ棒を指に装着または持ち、弦がフレットや指板から浮いた状態のままバーを任意の位置で弦に接触させ、ピッキングして発音する奏法であ…