ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

宗教

第166話 善人なほもて往生をとぐ、いはんや悪人をや。

序文・他力本願の他力とは、阿弥陀様のことなのだ。 堀口尚次 悪人正機(しょうき)は、浄土真宗の教義の中で重要な意味を持つ思想で、「“悪人”こそが阿弥陀仏の本願〈他力本願〉による救済の根機(こんき)〈教えを受ける者にそなわっている素質・能力〉である…

第162話 日本唯一の超宗派寺院 覚王山・日泰寺

序文・覚王とは釈迦のこと 堀口尚次 覚王山日泰(にったい)寺は、愛知県名古屋市千種区法王町にある超宗派の寺院である。タイ王国から寄贈された仏舎利〈釈迦の遺骨〉を安置するために、創建された 。「覚王」とは、釈迦の別名。また「日泰」とは、日本とタイ…

第157話 元伊勢は伊勢神宮のふるさと?

序文・いくつか巡りましたが、倭姫命には会えなかった。 堀口尚次 元伊勢(もといせ)は、三重県伊勢市に鎮座(ちんざ)する伊勢神宮「皇大(こうたい)神宮〈内宮〉と豊受大(とようけだい)神宮〈外宮〉」が、現在地へ遷(うつ)る以前に一時的にせよ祀(まつ)られた…

第151話 閻魔大王に舌を抜かれる

序文・地獄の裁判官は、お地蔵さんだった。 堀口尚次 閻魔(えんま)は、仏教・ヒンドゥー教などでの地獄、冥界(めいかい)の主。冥界の王として死者の生前の罪を裁く神。日本の仏教においては地蔵菩薩の化身(けしん)とみなされ同一視されている。十王(じゅうお…

第133話 日本の仏教

序文・若い頃、仏教関連の書籍を読みあさりました。少しだけ復習。 堀口尚次 日本の仏教は、大別すると、奈良時代の華厳宗「奈良東大寺」・法相宗「奈良興福寺」・律宗「奈良唐招提寺」、平安時代の真言宗「高野山」・天台宗「比叡山」、鎌倉時代の浄土系「…

第96話 ブラザー・サン・シスター・ムーン

序文・太陽も月も兄弟姉妹なのだ。タイトル曲もすごく良かった。 堀口尚次 もう随分前だが、タイトルの映画を観て感動した。1972年のイギリス・イタリアの合作映画だ。 日本の仏教でも同じだと思うが、この話のキリスト教に於いても、その宗教組織が大きくな…

第87話 護国神社と靖国神社

序文・いずれにしても国事殉難犠牲者、すなわち英霊にはかわりない。 堀口尚次 数年前に実家の父親が、「全國護國神社巡拝」と云う本を自費出版した。私は護国神社と云うものを理解しておらず、靖国神社との違いも分らなかった。 護国神社とは、国家のために…

第84話 エクソシスト

序文・小学生の時みたエクソシストは本当に怖かった。 堀口尚次 エクソシストとは、キリスト教、特にカトリック教会の用語でエクソシスムを行う人のこと。エクソシスムとは「誓い」「厳命」を意味するギリシャ語であり、悪魔にとりつかれた人から、魔を追い…

第73話 マナーとデリカシーについて

序文・「忙しい」とは、心が亡んだ状態だと和尚から聞いた事がある。心がほろんだらおしまいだ。人間だもの。 堀口尚次 よく「あいつはデリカシーがない」と云うが、デリカシーのない奴は、自覚症状も無い事が往々にしてあるので、救いようが無い場合が多い…

第71話 日蓮正宗門徒だった戸田城聖の生涯

序文・創価学会の戸田城聖について調べてみました。 堀口尚次 第二代創価学会会長の戸田城聖(じょうせい)は、明治33年石川県に生れ、大正7年小学校の教員となる。その後、学習塾「時習学館」を主宰、学習参考書の走りともいえる『推理式指導算術』を出版し、…

第63話 聚楽園大仏

序文・名古屋鉄道常滑線の聚楽園駅から大仏さんが見えます。 堀口尚次 愛知県東海市荒尾町の名古屋鉄道聚楽園駅のすぐ前の丘に聚楽園大仏が鎮座する。上品上生(じょうぼんじょうしょう)印という手の組み方から、阿弥陀如来である事が窺(うかが)える。 名古屋…

第57話 国家社会主義と日蓮主義

序文・社会主義者と日蓮との関係に昔から興味があり、調べてみました。 堀口尚次 東京裁判で、唯一民間人としてA級戦犯の容疑で起訴された「大川周明」や二・二六事件で、唯一民間人として処刑された「北一輝」などがこれらの思想と関わっている。 社会主義…

第42話 修験道と山岳信仰

序文・昔から修験道の山伏に興味があった。そういえば、仮面の忍者赤影の「白影」も山伏のような恰好をすることがあったような・・・ 堀口尚次 日本に古来からあった山岳信仰と、仏教の密教(みっきょう)(天台宗・真言宗)が結びついてできたのが修験(しゅげ…

第32話 弘法大師空海の高野山

序文・母親が詠んだ短歌から仏教の慈悲深さを学んだ。 全国に広まった「お大師様」信仰の総本山が高野山です。 堀口尚次 「この山を焼打したる信長も 共に祀(まつ)らる奥の院墓所」この短歌は、私の母親が高野山(こうやさん)を訪れた際に詠(よ)んだものだが…

第6話 北嶺大行満大阿闍梨・酒井雄哉師

序文・私が30歳の頃テレビのドキュメンタリー番組で阿闍梨を知り、それ以来尊敬する様になり、書籍をいくつか拝読し、比叡山に会いに行ったりもしました。 堀口尚次 比叡山延暦寺の僧侶で、千日回峰行を2度満行した行者に酒井雄哉師がいる。 伝教大師・最澄…

第5話 親鸞聖人の到達した境地

序文・幼い頃、実家で浄土真宗のお経を読まされた記憶からか、大人になってから仏教に興味が湧き、仏教関連の書籍を読みあさった。親鸞聖人の歎異抄は哲学的でもある。 堀口尚次 浄土真宗の親鸞聖人は「善人なほもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」と説きま…

第4話 丙丁童子来求火(へいていどうじらいぐか)

序文・20代後半にアパートで独り暮らしをしてる時に、仏教に感化されて書いた文面です。(当時はワープロで書いて印刷し、手紙として数人に送った記憶あり) -仏教徒の自己とは- 堀口尚次 曹洞宗開祖・道元禅師の『正法眼蔵弁童話』に、こんな話があります…