ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

歴史

第272話 ジンギスカンになった源義経

序文・依怙贔屓と判官贔屓は違う 堀口尚次 源義経は、平安時代の日本の武将。鎌倉幕府初代将軍源頼朝の異母弟。仮名は九郎である。河内源氏の源義朝の九男として生まれ、幼名を牛若丸と呼ばれた。平治の乱で父が敗死したことにより鞍馬寺に預けられるが、後…

第267話 金閣と銀閣

序文・足利将軍の別荘 堀口尚次 鹿苑(ろくおん)寺は、京都市北区金閣寺町にある臨済宗相国寺派の寺院。相国寺〈臨済宗の大本山〉の境外塔頭(たっちゅう)〈本堂以外の建物〉である。建物の内外に金箔が貼られた舎利殿から、金閣寺として知られている。山号は…

第252話 朝鮮にあった日本人村

序文・朝鮮と日本の繋がりは古くから 堀口尚次 倭館(わかん)は、中世から近世にかけて、李氏朝鮮〈朝鮮王朝〉時代に朝鮮半島南部に設定された日本人居留地のことである。江戸時代には対馬府中藩が朝鮮との外交、通商を行った。 李氏朝鮮は、朝貢船以外の商船…

第251話 内大臣と侍従長の違い

序文・再び廃止された内大臣 堀口尚次 内(ない)大臣府は、明治中頃から戦前昭和にかけて日本に存在した制外官〈省庁の様なもの〉の一つ。宮中にあって天皇を常侍(じょうじ)輔弼(ほひつ)〈常に補佐〉し、宮廷の文書事務などを所管した内大臣を支える機関とし…

第248話 清和源氏の流れと仮冒

序文・徳川家康も源氏になる必要があった 堀口尚次 源氏には祖とする天皇別に21の流派があり、清和(せいわ)源氏はそのうちの一つで清和天皇から分かれた氏族である。 清和天皇の皇子のうち4人、孫の王のうち12人が臣籍降嫁して源氏を称した。中でも第六皇子…

第234話 野口英世の改名と実像

序文・学者の顔と裏の顔 堀口尚次 野口英世は貧しい農家に生まれ、1歳で左手に大火傷を負ったハンディキャップを克服してほぼ独学のみで医師となり、さらには細菌学者として一時は世界的な名声を得た。21世紀の現在に至るまで、日本では子供向けの偉人伝が多…

第233話 小笠原諸島の歴史

序文・アメリカによる戦後統治は沖縄だけではなかった 堀口尚次 小笠原諸島は、東京都小笠原村の行政区域を指す。東京都特別区の南南東約1,000kmの太平洋上にある30余の島々からなる。 1593年〈天正20年〉信濃小笠原氏の一族を自称する小笠原貞頼が伊豆諸…

第232話 天神信仰と牛

序文・最後は神頼みですか 堀口尚次 天神信仰は、日本における天神〈雷神〉に対する信仰のことである。特に菅原道真を「天神様」として畏怖・祈願の対象とする神道の信仰のことをいう。 本来、天神とは国津神(くにつかみ)に対する天津神のことであり特定の神…

第229話 摂政・関白・太政大臣

序文・今も昔も名誉職や権威が必要 堀口尚次 摂政(せっしょう)は、君主制を採る国家において、君主が幼少、女性、病弱である等の理由で政務を執り行うことが不可能、あるいは君主が空位であるなどの場合に、君主に代わって政務を摂ること、またはその役職の…

第226話 日韓併合清算後の諸問題

序文・朝鮮半島の近代化に寄与した日本 堀口尚次 韓国併合とは、朝鮮半島の権益を巡る日清戦争及び日露戦争後の明治43年、「韓国併合ニ関スル条約」に基づいて大日本帝国が大韓帝国を併合して統治下に置いた事実を指す。朝鮮全土を統治する朝鮮総督府が設置…

第200話 三つの台湾人「原住民・本省人・外省人」

序文・約50年間日本が統治した台湾 堀口尚次 台湾は、東アジアの台湾本島を中心とした国家、および中華民国の通称である。昭和20年、当時台湾を統治していた大日本帝国が第二次世界大戦において無条件降伏したことを受け、台湾は澎湖諸島と共に当時中国大陸…

第198話 北条氏の台頭と鎌倉13人合議制のはじまり

序文・「いざ鎌倉」は執権北条氏のため 堀口尚次 今年のNHK大河ドラマで北条氏がクローズアップされるようだが、少し予習をしておこうと思い、筆を執った。 平治の乱〈平安時代末期の源氏と平家の戦い〉で敗れ、同地に流されていた源頼朝(よりとも)の監視…

第196話 滅私奉公の今昔

序文・現代社会と武士道の矛盾 堀口尚次 滅私奉公は、私を滅し公に奉ずることを意味する古事である。一般的には、私心や私情を抑えて、国家・地方公共団体・社会・世間などに対して奉仕する精神を意味する。「滅私」は自身の利益や欲求を捨てること。「奉公…

第181話 敵は本能寺にあり

序文・人間五十年・・・ 堀口尚次 本能寺の変は、天正10年6月2日早朝、京都本能寺に滞在中の織田信長を家臣・明智光秀が突如謀反を起こして襲撃した事件である。 信長は寝込みを襲われ、包囲されたのを悟ると、寺に火を放ち自害して果てた。信長の嫡男で織田…

第148話 天皇になろうとした将軍

序文・金閣寺だけでは飽きたらず、天皇の地位も狙っていたとは・・・ 堀口尚次 南北朝の動乱により、皇室と公家勢力の権力及びその権威が低下すると共に、室町幕府の成立以来、足利将軍家の権威は皇室に迫り、実質的に日本の君主としての役割を担った。とり…

第132話 沖縄の歴史

序文・沖縄人の魂は、悠久の歴史に刻まれている。 堀口尚次 琉球王国時代に編纂された資料によると、保元の乱で敗れ伊豆に流された源為朝が追手から逃れるため沖縄本島に渡り、その子が初代琉球国王になったとされており、正史として扱われている。14世紀後…

第130話 ③金日成の人物像(神格化・思想・評価)

序文・偉大なる革命家であったが、現在をどう思っているだろうか。 堀口尚次 北朝鮮においては「偉大なる首領様」などの尊称の下に神格化され、個人崇拝されてきた。その一例として金日成による抗日パルチザン〈非正規軍の抗日運動〉時代の活動について北朝…

第129話 ②金日成の粛清・独裁体制・終焉

序文・凄まじい粛清の上に、独裁体制をしいていたのだ。 堀口尚次 金日成派は満州派とも呼ばれる東北抗日聯軍(れんぐん)〈連合軍〉出身者たちである。彼らは他の派閥以上に徹底した団結を誇った。満州派はかつて中国共産党のパルチザンとソ連軍に加わった成…

第128話 ①金日成の生い立ちから朝鮮戦争停戦まで

序文・金日成は、あまりにも内容が濃いので、①~③に分散しました。 堀口尚次 金日成(キムイルソン)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家、軍人。朝鮮の革命家、独立運動家で、同国初代最高指導者。称号は朝鮮民主主義人民共和国大元帥、朝鮮民主主…

第116話 足利尊氏と後醍醐天皇の関係

序文・後醍醐天皇から「尊」の字をもらった「尊氏」だったが・・・。 堀口尚次 足利尊氏は、鎌倉時代末期から室町時代(南北朝時代)前期の武将。鎌倉幕府の御家人。室町幕府初代征夷大将、足利将軍家の祖。姓名は源尊氏。 源氏の祖と云われる清和天皇の流れ…

第115話 幸徳秋水事件とは

序文・社会主義者や無政府主義者と僧侶を結び付けたものは、いったいなんだったのだろう。 堀口尚次 幸徳秋水(こうとくしゅうすい)事件とは、大逆事件の一つであり、明科事件を発端に明治天皇の暗殺を計画したとして、全国の社会主義者や無政府主義者を逮捕…

第85話 華族制度と四民平等と解放令

序文・マジンガーZに阿修羅男爵なんてのが出て来たけど、公家か大名だったのか!? 堀口尚次 明治時代は、身分制度として「華族・士族・卒族・平民」と区別されており(戸籍上は華族の上のに「皇族」がある)、江戸時代の公家や大名が「華族」となり、後に…

第69話 知多半島に残る源義朝伝説

序文・地元知多半島にこんな伝説の地があります。 堀口尚次 愛知県の知多半島には、源義朝(河内源氏6代目棟梁・鎌倉幕府を開いた源頼朝や源義経=牛若丸 の父)が、平治の乱で平家に敗れ野間(のま)で謀殺された記録が残る。東海道を下って敗走し、馬も失っ…

第68話 我が祖先・堀口貞満

序文・私の祖先が清和天皇に繋がっていた! 堀口尚次 堀口貞満(ほりぐち さだみつ)は、鎌倉時代末期から南北朝時代の武将。清和源氏の一門で上野国に土着した新田氏の支族。上野国新田郡(新田荘)の東南端にある堀口郷(現在の群馬県太田市堀口町)を支配…

第67話 アイヌ(蝦夷)人と和人との戦いの歴史

序文・リクエストにお応えして、アイヌの戦いの歴史を紐解いてみました。 堀口尚次 平安時代の公(く)卿(ぎょう)=公家の最高幹部 の坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)は、陸奥出羽按察使(あぜち)=地方行政監督機関・陸奥(むつの)守(かみ)・鎮守将軍の職…

第64話 アイヌ民族

序文・北海道の先住民アイヌ民族について調べてみました。 堀口尚次 アイヌは、北は樺太から千島列島・カムチャッカ半島、北海道を経て、南は 本州北部に跨(またが)る地域に居住していた民族である。19世紀に列強の国々による 領土拡張の際、世界各地で多く…

第62話 アメリカ先住民インディアン

序文・小学校の校庭でトーテムポールを見かける事がある。そこには悲しい歴史が刻まれていた。 堀口尚次 アメリカの先住民にインディアンがいるが、私達にとって馴染(なじ)みのある事と云えば、「トーテムポール」と「インディアン嘘つかない」ではないだろ…

第46話 鎌倉幕府の運命

序文・平家を倒した源氏だったが、短命に終わった。「諸行無常」にはつづきがあったのだ。 堀口尚次 私達の頃は、「いいくにつくろう鎌倉幕府」で1192年が幕府創設の年と習ったが、どうやら今は違うようだ。源頼朝に朝廷から征夷大将軍の宣下(せんげ)がなさ…