社会問題
序文・全共闘 堀口尚次 全学共闘会議、略して全共闘。は、昭和43年から昭和44年にかけて日本の各大学で学生運動がバリケードストライキ等、武力闘争として行われた際に、ブント〈新左翼党派〉や三派全学連などが学部やセクト〈党派〉を超えた運動として組織…
序文・ボタンのかけ違い 堀口尚次 三里塚闘争は、千葉県成田市の農村地区である三里塚とその近辺で発生し継続している、成田市・山武郡芝山町の地元住民および新左翼活動家らによる新東京国際空港〈通称:成田空港、2004年4月1日以降の正式名称は成田国際空…
序文・在日米軍とのしこり 堀口尚次 戦車闘争は、ベトナム戦争終盤の1972年、主に神奈川県相模原市にある在日知米軍相模総合補給廠(しょう)の西門前と、横浜市道の村雨橋付近の2拠点で起きた市民による政治闘争。米軍がベトナム戦争で破損した戦車を相模総合…
序文・親と子の絆 堀口尚次 テレビのドキュメンタリー番組で「大きくなった赤ちゃん~ゆりかご15年~」を観た。深刻な社会問題だ。以下に「内密出産」に関して記します。 内密出産は、母親が自身の身元を当局に開示されることなく行う出産のことである。以前…
序文・マッカーサーの赤狩り 堀口尚次 レッドパージは、連合国軍占領下の日本において、連合国軍最高司令官総司令部〈GHQ/SCAP〉総司令官ダグラス・マッカーサーの指令により、日本共産党員とシンパ〈同調者〉が公職追放された動きに関連して、その前後の期…
序文・社会主義者の騒乱と群集心理 堀口尚次 大須事件または大須騒擾(そうじょう)事件とは、昭和27年7月7日に愛知県名古屋市中区大須で警察部隊とデモ隊が激しく衝突した事件。騒乱罪の成立が裁判所で認められた公安事件である。 昭和27年、日本社会党の参議…
序文・地震がもたらした狂気 堀口尚次 福田村事件は、大正12年9月6日、関東大震災後の混乱および流言(りゅうげん)蜚語(ひご)〈噂〉が生み出した社会不安の中で、香川県からの薬の行商団15名が千葉県東葛飾郡福田村〈現・野田市〉三ツ堀で地元の自警団に暴行…
序文・神憑りから始まった 堀口尚次 大本(おおもと)事件は、新宗教「大本」の宗教活動に対して、日本の内務省が行った統制。大本弾圧事件とも呼ばれる。大正10年に起こった第一次大本事件と、昭和10年に起こった第二次大本事件の2つがある。特に第二次大本事…
序文・人の弱みに付け込む 堀口尚次 霊感商法とは、霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて不安を煽り、印鑑・数珠・多宝塔などを法外な値段で商品を売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。警視…
序文・教育の荒廃は社会の縮図 堀口尚次 モンスターペアレントという語が登場する以前から、こうした問題は「親のいちゃもん」として存在し、この種の保護者が目立って増え始めたのは1990年代後半からであるとされる。また、保護者を「モンスター」にしてい…
序文・夏の暑い日の昼間に発生 堀口尚次 『四日市公害訴訟の原告勝訴の判決から50年を迎え、公害問題について考える集会が開かれた。』というニュースを見て思い出した。私が小学生の頃、「光化学(こうかがく)スモッグ注意報」なるものが発令されていたこ…
序文・自粛警察の背景に何が 堀口尚次 不寛容社会とは、自分の主義・信条と合わない行動を取る他人を叩いたり批判したり、さらには人格否定まで行う人が増えた社会のことである。個人の発言力が大きくなったSNS普及後(特に2010年代後半以降)に大きな問題と…
序文・裁判官の実態がわかる番組を観た。大変で重要な仕事だと思う。知らない事が沢山あった。 堀口尚次 テレビのドキュメンタリー番組で、弁護士(元裁判官)の方の貴重な意見を知る事が出来た。彼は、裁判は『「白か黒」ではない、「黒か黒でないか」を判…
序文・教育というものは難しい、答えがすぐ出ない。 堀口尚次 愛知県の知多半島・美浜町にある戸塚ヨットスクールで、体罰が常態化し社会問題になった過去がある。生徒が死亡する事故や行方不明や失踪が相次ぎ、刑事事件となり、関係者が実刑判決を受け、6年…
序文・昨今「表現の不自由展」が話題になっているが、民主主義は難しいみたいだ。 堀口尚次 1990年当時長崎市長であった本島氏が、天皇の戦争責任に触れる発言をしたとして、右翼団体幹部から銃撃された殺人未遂事件が発生した。当時は昭和天皇の容体が悪化…
序文・法治国家だから法律に基づいて行政代執行が行われる。権利や義務や色んな事情が交錯する。 堀口尚次 よくテレビのワイドショーなんかで、いわゆるゴミ屋敷の問題を採り上げているのを観る。色んなところ(ゴミ集積所からも)のゴミを持ち去ってしまい…