ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

第43話 鉄道ローカル線と温泉の小さな旅

序文・キーワードは「鉄道ローカル線」「終点駅」「温泉」の三つですが、イレギュラーもあります。(残念ながらコロナ禍で中断しています)

                               堀口尚次

 

 過日行った「鉄道ローカル線の小さな旅」と、その珍道中を綴(つづ)ってみました。しばしお付合い頂ければ幸いに存じます。

樽見(たるみ)鉄道・うすずみ温泉四季彩館(岐阜県本巣市

樽見鉄道は、大垣から出ており第三セクターの単線路線です。モレラ岐阜駅まで車で行き、1時間に2本程度の発着がある駅でしばらく待って、のんびりと終点の樽見駅を目指しました。樽見駅からは、無料のシャトルバスでうすずみ温泉四季彩館まで10分でした。ところが到着してすぐに1名から「財布がない!」という深刻な申告を受けました。まだ出発していなかったシャトルバスの運転手を探し出し、車内を捜索して事なきを得るという「財布紛失未遂事件」が発生しました。その後近隣を1時間程散策し温泉に浸かり帰路につきました。

養老鉄道・ゆせんの里みのり乃湯(岐阜県養老町

名古屋駅から近鉄三重県名駅まで移動し、そこから養老鉄道に乗り換えて美濃高田駅で下車し、トンテキで有名な「自由軒」で舌鼓(したづつみ)。その後40分程度歩いて、ゆせんの里みのり乃湯まで来ましたが、施設の前のグランドに「サザレ石」を見つけたので近づくと、ゲートボールやっていたご老人に「コラ!出ていけ!」という罵声を浴びせられるという「老人叱責事件」が発生しました。気を取り直して温泉に浸かり、その後はまた30分程度歩いて養老駅から帰路につきました。

三岐鉄道北勢線・阿下喜温泉(三重県いなべ市

今回も名古屋駅で待ち合わせをしましたが、1名が1時間以上も遅刻するという大失態が発生。しかし現れた本人は素知らぬ顔をしているので、よくよく聞いてみると、メールでの集合時間が間違っていた事が判明するという「濡れ衣遅刻事件」が発生しました。前回同様、近鉄で桑名駅まで移動し、そこから三岐鉄道の全国でも珍しい「ナローゲージ」という小さな車両に乗りました。途中「楚原(そはら)駅」で下車し、道間違いもしながら、貴重な史跡でもある「めがね橋」「ねじり橋」を見学し、昼食をとり、終点の「阿下喜駅」まで1時間程歩きました。阿下喜温泉で疲れた身体を癒(いや)し、帰路につきました。

 これらが、「鉄道ローカル線と温泉の小さな旅」の珍道中でした。最後までご愛読下さいまして誠にありがとうございました。

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三岐鉄道北勢線の「ナローゲージ車両」と「めがね橋」