ホリショウのあれこれ文筆庫

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第295話 終点駅近辺散策シリーズ

序文・昭和レトロな旅路

                               堀口尚次

 

 4月8日金曜日に、久しぶりに名古屋鉄道終点駅の近辺を散策しました。今回は、尾西線の玉ノ井方面の終点駅・玉ノ井駅〈愛知県一宮市〉で下車です。天候にも恵まれ、気温は20度を超えていたので、長袖を着ていましたが途中腕まくりをしました。木曽川堤防では、強風に煽(あお)られ恐怖すら感じました。

 私は、電車音痴なのですが、何度か乗車している内に何とか多少は分かるようになってきました。ところが今回も珍事件?が発生してしまいました。一宮駅名鉄本線から尾西線に乗り換えるのですが、注意して車内放送を聞いていると「尾西線へお乗り換えの方は1番線へお回り下さい」とのことだったので、難なく1番線へ来たのだが、なんとそこに止まっていた電車には「弥富行き〈反対方向〉」と表示されているではないか!しかも電光掲示板にその電車の発車時刻が私が乗ろうとしている「玉ノ井行き」と同じ発車時刻が表示されているではないか!私は混乱してしまい、近くにいた駅員さんに尋ねると「玉ノ井行きはこのホームの前方部分から出ますので、そちらへ移動して下さい」とのことではないか!?言われた通り前方に移動していると、前方からホームに電車が入ってきたのだ。なんとこのホームは中央より向かって左側が「弥富行き」で右側が「玉ノ井行き」になっていたのだ。玉ノ井行きの電車はこの駅でスイッチバック〈折り返し運行〉していたのだ。そして「弥富行き」と「玉ノ井行き」の電車は同時刻に同ホームから左右に分かれて発車したのだ。

 今回の散策は、一宮市の一部で愛知県の南西端に位置するのだが、合併前の旧木曽川町にあたり、繊維関係の古いギザギザ屋根の建物〈繊維工場・機屋(はたや)〉がいくつか見受けられました。また昔〈昭和時代〉から残る市場(いちば)様式のスーパーなんかがあったりして、一部レトロ感を漂(ただよ)わせていました。

 目的である「巡礼」の神社・祠(ほこら)・お寺・お堂・地蔵なども沢山あり、約4時間の散策で、25箇所を巡り、約20km歩きました。昼食〈そば屋でカツ丼〉以外は歩き詰めなので結構疲れましたが、知らない町を歩くことは好きなので、さほど苦にはなりませんでした。朝は8時半に家を出て、16時頃には帰宅しています。自宅から最寄り駅までが徒歩20分ありますので、一日のトータルで約4時間40分の行程となりました。

 この終点駅近辺散策シリーズ「男の気まま一人旅」は、今回で12回目でした。

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