ホリショウのあれこれ文筆庫

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第331話 静岡方面ドライブ道中

序文・兵隊木像のあるお寺見学

                               堀口尚次

 

 5月15日㈰に、親父・兄貴・娘と四人で静岡方面のドライブに出かけました。伊勢湾岸自動車道から東名高速道路へ入り、浜名湖パーキングエリアで休憩し、最初の目的地である浜松市楽器博物館へ到着しました。私がピアノ技術専門学校を出ている事と、娘が吹奏楽でトランペットを吹いていることもあり、興味ある博物館でした。その後近くで専門店を見つけ、浜松といえばウナギということで、うな重を堪能しました。

 続いては御前崎に向かって国道150号線をひた走ります。途中磐田市ジュビロ磐田の本拠地〉では、私が仕事で赴任していた時に現地で結婚式を挙げたチャペルや私の旧職場跡地や私の奥さんが住んでたアパートを横目に通り過ぎていきました。そして浜岡原子力発電所を通過して、第二の目的地である御前崎に近づきましたが、曇りのため目的である『ここから富士山を眺める』ことが不可能となり灯台と白波が立つ海を横目に通り過ぎていきました。

 この後は、本日最終目的地である東谷(とうごく)山常昌(じょうしょう)院というお寺を目指します。このお寺には、日露戦争で戦死した英霊224名の生前の姿を模した木像が、堂内狭しと祀られています。兄貴がインターネットからこの情報を得、興味を抱いた親父が見に行こうということになった次第です。お寺に到着するとちょうど和尚さんがおられ、丁重に向かい入れて頂き恐縮しました。お寺は、本堂を兼ねた英霊殿となっており、224体の兵隊木像は壮観でした。木像彫刻は名古屋の彫刻家に依頼し、明治39年に完成したそうです。落慶(らっけい)式には静岡県知事も出席され追悼文を読んだそうだ。また当時日露戦役の満州総司令官だった大山巌元帥も協賛して、揮毫(きごう)〈毛筆で何か言葉や文章を書くこと〉を振るいその扁額(へんがく)〈建物の内外や門・鳥居などの高い位置に掲出される額〉は今も本堂入口に掲げられていました。

 常昌院を後にして最寄りの第二東名高速道路の藤枝岡谷インターチャンジへ向かうつもりが、私のスマホナビ〈グーグルの地図アプリ〉の設定ミスでとんでもない方角へ誘導してしまい、結果的に無駄に約30km、時間にして約1時間のロスタイムを発生させてしまいました。

 なんとか第二東名高速道路に入り、浜松サービスエリアで休憩し、夕方6時半に無事帰宅しました。兵隊木像のあるお寺がしっかりと見学できました。