ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

第517話 名古屋鉄道全路線乗車制覇

序文・地元(愛知県・岐阜県)私鉄の雄

                                  堀口尚次

 

過日を持ちまして名鉄全線を踏破しました。以下に全路線名と追記事項を列挙します。

名古屋本線 豊橋名鉄岐阜

常滑線 神宮前~常滑名古屋本線神宮前駅空港線に接続。

空港線 常滑中部国際空港常滑線常滑駅から延長、中部国際空港連絡鉄道保有

河和線 太田川~河和→常滑線太田川駅から分岐、富貴駅知多新線に接続。

知多新線 富貴~内海→河和線富貴駅から分岐、名鉄の路線の中で最もトンネルが 多い(7ヶ所)、全線単線だが特急も走る。

築港線 大江~東名古屋港→1.5km3分で朝と夕方のみ運行の特殊路線、名古屋臨海鉄道線路と直角に交わるダイヤモンドクロッシングがある。

三河線(山線)知立~猿投→名古屋本線知立駅から分岐、かつては西中金駅まで運行、廃駅が保存されていたり廃レールが現存する区間もある。

三河線(海線)知立~碧南→名古屋本線知立駅から分岐、かつては吉良吉田駅まで運行、線路跡地にはレールパークがある。

西尾線 新安城~吉良吉田→名古屋本線新安城駅蒲郡線の吉良吉田駅に接続、

蒲郡線 吉良吉田~蒲郡西尾線の吉良吉田駅に接続、ワンマン運転普通列車のみ。

豊川線 国府豊川稲荷名鉄唯一の軌道線路面電車ではない)、名古屋本線国府駅から分岐、豊川稲荷駅でJR飯田線に接続。

豊田線 梅坪~赤池三河線(山線)の梅坪駅から分岐、地下鉄へ連結相互直通運転)。

尾西線(玉ノ井線)津島~玉ノ井→名鉄でもっとも古い路線(旧尾西鉄道)、同じ尾西線だが玉ノ井駅弥富駅の直通列車はなく、名古屋本線一宮駅で乗り換えとなるが、玉ノ井行きと弥富行きが同ホームに縦列停車するダイヤもある。

尾西線 津島~弥富→弥富駅JRと共用

津島線 須ヶ口~津島→名古屋本線須ヶ口駅尾西線津島駅に接続。

竹鼻線 笠松~江吉良→名古屋本線笠松駅に接続。かつて西笠松駅 - 大須駅間を運営していた竹鼻鉄道(名鉄に合併)の路線が江吉良駅から延びていた。            

羽島線 江吉良~新羽島→竹鼻線江吉良駅に接続、1.3kmの新幹線の岐阜羽島駅へのアクセス路線。

各務原線 新鵜沼名鉄岐阜名鉄岐阜駅新鵜沼駅に接続、名古屋本線名鉄岐阜駅各務原線名鉄岐阜駅は同ホームではなく別の駅舎。

広見線 犬山~御嵩犬山線と接続、犬山駅スイッチバック・車両切り離し。かつては明智駅から八百津線が分岐していた。新可児駅御嵩駅間は単線・ワンマン運転

犬山線 東枇杷島新鵜沼名古屋本線各務原線に接続、犬山駅広見線に接続。かつては木曽川にかかる犬山橋が道道路供用橋だった。

小牧線 犬山~上飯田犬山線と接続、地下鉄へ連結相互直通運転)。

瀬戸線 栄町~尾張瀬戸→地下鉄・JR・愛知環状鉄道と接続しているが、名鉄の他の路線とは接続していない独立路線。元は瀬戸電気鉄道。かつては名古屋城のお濠を走る「お濠列車」と呼ばれた。 

以上が名古屋鉄道全線の記録です。民営鉄道としては日本で三番目に古い歴史を持つ老舗企業です。総営業距離も日本の私鉄第三位の444.2km・275駅を擁しています。