ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

第1498話 フレミングの法則には右手と左手があった

序文・合言葉は「ハピエネ」

                               堀口尚次

 

 レミングの右手の法則は、ジョン・フレミングによって考案されたもので、磁場中で導体が運動するときにその導体内に電磁誘導により起電力が発生する現象において、磁場の向きと導体の運動方向と起電力の向きの関係を右手の指で示す方法である。フレミング右手の法則とも呼ばれる。

 レミングの右手の法則は電磁誘導の方向を覚えやすくするために考案されたものである。右手の中指と人差し指と親指をたてて互いに直交する関係にしたとき、

中指

導体に発生する起電力によって発生する電流の方向

人差し指

磁場における磁力線の方向

親指

導体の動いた方向

の関係が成り立つことを示すものである。

 これは導体にかける力によって電流を発生させる現象を示すが、これの逆に、磁場内の電流に発生する力〈ローレンツ力〉の向きを示すのがレミングの左手の法則で、各指と各物理現象の対応は同様である。

 レミングの左手の法則は、ジョン・フレミングが考案した電磁気現象の記憶法で、磁場中の導体に電流が流れるときにその導体に力〈ローレンツ力〉が作用する現象において、磁場と電流と力の向きの関係を左手の指で示す方法である。 

 ローレンツ力は、電磁場中で運動する荷電粒子が受ける力のことである。 名前はヘンドリック・ローレンツに由来する。