ホリショウのあれこれ文筆庫

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第1583話 神に触れられる特殊神事・石鎚神社

序文・御神像拝載

                               堀口尚次

 

 石鎚(いしづち)神社は、愛媛県西条市にある神社。西日本最高峰石鎚山を神体山とする神社で、山麓に鎮座する本社〈口之宮〉、山腹の成就社〈中宮〉と土小屋遙拝殿、山頂の頂上社の4社の総称である。旧社格は県社で、現在は神社本庁別表神社石鎚山総本宮と称し、宗教法人・石鎚本教総本宮でもある。神紋は丸に石の字。石鎚毘古命(いしづちひこのみこと)〈古事記では石土毘古石鎚大神とも称する〉石鎚大神は、伊邪那岐命伊邪那美命の第二子で、天照皇大神の兄に当たるとされている。

祭神は一神だが、神徳を仁智勇の玉持ち神像〈和魂 にぎみたま〉、鏡持ち神像〈奇魂 くしみたま〉、剣持ち神像〈荒魂 あらみたま〉の三体の神像に現す。

 石鎚山は古くから日本七霊山の一つとして名高く、日本霊異記には「石鎚山の名は石槌の神が坐すによる」とある。伝説で紀元前63年のこと崇神天皇第35年石鎚の峯に神を勧請す〈長寛勘文による〉とある。また、685年に役小角神変大菩薩〉が導き、続いて寂仙法師〈上仙とも呼ばれていて石仙の弟子〉が石土山として開山したと伝えられる。その後、空海自作の『三教指帰』に「或ときには石峯に跨りて」と記されていることから空海も修行したことは異論のないところである。さらに伊予国風早郡の出身の光定といった高僧たちも修行した。以来、石鈇山蔵王権現と称され、神仏習合・修験の道場として繁栄した。

 以下は石鎚神社ポームページより

「御神像拝戴(ごしんぞうはいたい)」は、全国八万神社の中でも、当石鎚神社のみで行われる特殊神事です。三体の御神像を直接体に受けて、神人一体の中に御神徳をいただく石鎚山神仏混淆の長い信仰史が育んだ神事です。また、頂上社開門期間中〈5月1日~11月3日〉は、お申し出により頂上社殿に奉斎されている御神像にふれて御神徳をいただく御内陣入(ごないじんいり)の神事が執行されています。