ホリショウのあれこれ文筆庫

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第1606話 カストロ帽をかぶった国家元首

序文・キューバ革命

                               堀口尚次

 

 フィデル・アレハンドロ・カストロ・ルス〈1926年 - 2016年〉は、キューバの政治家、革命家、軍人、弁護士。

 共産主義者で、1959年のキューバ革命アメリカ合衆国の事実上の傀儡政権であったフルヘンシオ・バティスタ政権を武力で倒し、キューバ社会主義国家に変えた。革命によって同国の最高指導者となり、首相に就任。1965年から2011年までキューバ共産党中央委員会第一書記を、1976年より2008年まで国家評議会議長国家元首〉兼閣僚評議会議長首相を務めた。キューバ独立の英雄という評価と独裁者としての批判との賛否がある。国家元首として在職中、日本国内においては「カストロ議長」と呼称されることが多かった。

 長年の間事実上の独裁体制を敷いてきていた上、経済政策面などでは決して評価が高いとは言えない面はあるが、個人崇拝を嫌い、私利私欲に安易に振り回されない強固な信念の持ち主として、今なお賛否両論が分かれる人物である。

 キューバの最大の特産物で、自らの好物でもある高級葉巻を革命闘争時代から常に欠かさなかったことから、葉巻愛好家の間では象徴的な存在であった。葉巻はゲリラ戦時に寄ってくるハエやアブなどから顔を守る為に始めた。又、革命の主役である者たちのトレードマークである髭も同様の理由からである。しかし、自身の健康と、国民に禁煙の重要さを説くため、1986年に禁煙宣言を出し、自ら禁煙している。

 「カストロ」は、フィデル・カストロがかぶっていたキャップの形が名称の由来といわれている。