序文・色んな事がおきるもんですなぁ～
堀口尚次
本日、面白い出来事に遭遇しましたので、忘れない内にと思い筆を執りました。
退職した元同僚（年上の先輩）Ａさんが、フリーマーケットに出店するので、覗いてみてというメールを頂戴していました。当日になり、実家の兄貴（メールをくれた元同僚Ａさんと同じ会社を退職した）を誘い、覗いてみることにしました。
私は退職した兄貴と同じ会社に勤めており、元同僚Ａさんとは、私も兄貴も一緒に仕事をしたことがあったので、久しぶりの再会ということで楽しみにしていました。兄貴も勤務時代に元同僚Ａさんと親しくしていたようなので、今回兄貴を誘うことにしたのでした。
サプライズで驚かせようと思い、訪れることは内緒にして行きました。現地に着いて探していると、元同僚Ａさんはすぐに見つかりました。私がお客さんの振りをして近づいてスマホカメラで撮影しているところで、見つかってしまいました。すると元同僚Ａさんは、「あれ？なんでここでやってること知ってるの？」というではないか。私にメールくれたことを忘れているようでした。
私が、隠れていた兄貴を指さして、「兄貴も一緒に来てますよ」というと、元同僚Ａさんは少し慌てたようなそぶりでした。そんなかんなで兄貴がこのブースの出店商品を物色していると、いきなり「あれ？これって俺がＡさんにあげたやつじゃない～？！」とプロレスのＤＶＤを手に取って言ったのだ。すると元同僚Ａさんは、少し慌てて「ああ、そうだったねー、へんなとこみられちゃったなー」とバツが悪そうでした。ところが、兄貴は「せっかく貴重なＤＶＤをあげたのに、こんなところで売りに出すとは・・ 私が買い上げます。」と言って、300円で買い取っているではないか！元同僚Ａさんは「さすがに、お金はいりませんよ～」と言ってくれたが、兄貴は「そういう訳にもいかんでしょ～」と支払いをしていました。こうして兄貴は、『自分が持っていた物を、300円で買う』という普通に生きているうえでは経験の出来ないことを体験するという、世にも奇妙な出来事でした。私は、しばらく笑いがとまりませんでした。
