ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第130話 ③金日成の人物像(神格化・思想・評価)

序文・偉大なる革命家であったが、現在をどう思っているだろうか。 堀口尚次 北朝鮮においては「偉大なる首領様」などの尊称の下に神格化され、個人崇拝されてきた。その一例として金日成による抗日パルチザン〈非正規軍の抗日運動〉時代の活動について北朝…

第129話 ②金日成の粛清・独裁体制・終焉

序文・凄まじい粛清の上に、独裁体制をしいていたのだ。 堀口尚次 金日成派は満州派とも呼ばれる東北抗日聯軍(れんぐん)〈連合軍〉出身者たちである。彼らは他の派閥以上に徹底した団結を誇った。満州派はかつて中国共産党のパルチザンとソ連軍に加わった成…

第128話 ①金日成の生い立ちから朝鮮戦争停戦まで

序文・金日成は、あまりにも内容が濃いので、①~③に分散しました。 堀口尚次 金日成(キムイルソン)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の政治家、軍人。朝鮮の革命家、独立運動家で、同国初代最高指導者。称号は朝鮮民主主義人民共和国大元帥、朝鮮民主主…

第127話 選挙投票で思うこと

序文・あなたの一票が扉を開ける 堀口尚次 近くの公民館で投票してきましたが、疑問に思うことがあります。衆議院議員の小選挙区は、うちの場合は、自由民主党と立憲民主党の二人しかいないので、明確に選択が出来ます。ただ、どちらの政党も指示していない…

第126話 シャムへ渡った山田長政

序文・シャムの地方国王にまでなった日本人が江戸時代前期にいた 堀口尚次 山田長政(ながまさ)は、江戸時代前期にシャム(現在のタイ)の日本人町を中心に東南アジアで活躍した人物。通称は仁左衛門(にざえもん)。出生は駿河国とされるが、伊勢国や尾張国と…

第125話 ラッパ手・木口小平

序文・有名な木口小平が二人いたとは・・・?! 堀口尚次 木口小平(きぐちこへい)は、日清戦争で戦死した大日本陸軍兵士。ラッパ手として、死しても口からラッパを離さなかったとされた。その逸話は明治35年から昭和20年まで小学校の修身教科書に掲載され…

第124話 廃藩置県

序文・廃藩置県は世界に類を見ない「行政大革命」!? 堀口尚次 廃藩置県とは、明治維新期の明治4年に、明治政府がそれまでの藩を廃止して地方統治を中央管下の府と県に一元化した行政改革である。 300弱の藩を廃止してそのまま国直轄の県とし、その後に県は…

第123話 ユニオン・ショップとは

序文・若い時に労働組合に拒絶反応を示していた 堀口尚次 私は現在の会社の在職中に、組合が出来る過程を経験している。その時にユニオン・ショップについて学んだが、再度調べてみた。 ユニオン・ショップとは、職場において労働者が必ず労働組合に加入しな…

第122話 外形標準課税

序文・ようは赤字の大企業からも税金取るよってことかな 堀口尚次 石原慎太郎が東京都知事だった時に、外形標準課税の導入で話題になってたが、いったいどういうものだったのだろう。当時よく分らなかったので、調べてみた。 「納税者の担税力〈租税を負担す…

第121話 濡れ衣事件の「蛮社の獄」とは

序文・どうやら濡れ衣事件である事が濃厚だ。幕府の言論弾圧だから仕方ないか・・ 堀口尚次 蛮社(ばんしゃ)の獄とは、天保10年に起きた言論弾圧事件だ。高野長英、渡辺崋山などが、モリソン号事件と江戸幕府の鎖国政策を批判したため、捕らえられて獄に繋が…

第120話 「朝まで生テレビ」の面々

序文・昔(政治・社会問題・宗教)は大好きだったけど、今(政治・経済)はもう観ません。 堀口尚次 テレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」、ここ数年は観ていないが、30歳頃から必ず録画して観ていた。すでに捨ててしまったが、VHSテープ100本分位録画…

第119話 二宮金次郎のイメージと実像

序文・あの像は戦後消えたのか?GHQが修身教育を排除したからか?! 堀口尚次 小学校の校庭に建つ、薪を背負いながら本を読む金次郎の像は有名だ。戦前の修身の教科書では、『刻苦勉励(こっくべんれい)〈心身を苦しめてつとめはげむこと苦労を重ねて一心…

第118話 世にも奇妙な出来事

序文・色んな事がおきるもんですなぁ~ 堀口尚次 本日、面白い出来事に遭遇しましたので、忘れない内にと思い筆を執りました。 退職した元同僚(年上の先輩)Aさんが、フリーマーケットに出店するので、覗いてみてというメールを頂戴していました。当日にな…

第117話 古い言い回しや死語など

序文・まわるまわるよ時代はまわる~♪ 堀口尚次 最近は使わなくなった、古い言い回しや、死語などを集めてみました。 ①『万障お繰り合わせの上』〈ばんしょうおくりあわせのうえ〉 催し事へ招くにあたって非情にと参加を促す丁寧な言い回し。「万障お繰り合…

第116話 足利尊氏と後醍醐天皇の関係

序文・後醍醐天皇から「尊」の字をもらった「尊氏」だったが・・・。 堀口尚次 足利尊氏は、鎌倉時代末期から室町時代(南北朝時代)前期の武将。鎌倉幕府の御家人。室町幕府初代征夷大将、足利将軍家の祖。姓名は源尊氏。 源氏の祖と云われる清和天皇の流れ…

第115話 幸徳秋水事件とは

序文・社会主義者や無政府主義者と僧侶を結び付けたものは、いったいなんだったのだろう。 堀口尚次 幸徳秋水(こうとくしゅうすい)事件とは、大逆事件の一つであり、明科事件を発端に明治天皇の暗殺を計画したとして、全国の社会主義者や無政府主義者を逮捕…

第114話 好きなロックの歌詞

序文・パンタの「裸にされた街」は原爆を投下された広島の街のその時を歌った魂の曲です。 堀口尚次 【アマチュアバンド】タイトル不明 いつも思うと腹が立つ 見れば醜い人間模様 相手の出方を伺い 丸く収めていい気分 上っ面ばかりの きれいごとの絵の具箱 …

第113話 西郷隆盛の改名と妻と島流し

序文・数回の改名、三人の妻、三カ所への島流し。まさに波乱万丈。 堀口尚次 幼少は西郷小吉といった。元服し西郷吉之介隆永と名乗る。「伊集院須賀と結婚」。薩摩藩藩主・島津斉彬に取り上げられた頃、西郷善兵衛と改名する。その後、西郷家の家督を継ぎ、…

第112話 信州への高校生二人旅

序文・古いスナップが出て来た。思い出を辿ってみた。 堀口尚次 記憶が定かではないが、高校三年生の夏休みに同級生(勿論男子)と二人で、信州を旅した珍道中が滅茶苦茶懐かしい~! 長野県の安曇野(ワサビ栽培で有名)へ三泊四日で行ったが、当時の事だか…

第111話 市場の失敗

序文・資本主義社会でも市場原理に委ねてはならないものがある。 堀口尚次 「市場の失敗」とは、市場メカニズムが働いた結果において、パレート最適〈他の個人の満足を減ずることなしにはいかなる人の満足も増すことができない状態〉ではない状態、つまり経…

第110話 皇位継承問題と正室・側室・妾

序文・不謹慎かも知れませんが、あえて問題提起してみました。 堀口尚次 巷では、天皇の皇位継承が問題となっておりますが、そもそも一夫一妻制での男系男子の皇位継承には、いささか問題があるのではないでしょうか。 ちなみに第96代後醍醐天皇の場合は諸説…

第109話 GHQとは

序文・「ギブミーチョコレート」は日本人が最初に覚えた英語だろうか? 堀口尚次 GHQとは、連合国軍最高司令官総司令部の事で、第二次世界大戦終結に伴うポツダム宣言を執行するために日本で占領政策を実施した連合国軍機関である。極東委員会〈太平洋戦…

第108話 特定海域について

序文・まさか津軽海峡を中国とロシアの軍艦が通航するとは・・・ 堀口尚次 テレビ番組で「特定海域」について取り上げていた。「国際海峡」とは、国連海洋法条約によって定義された国際航行を定められた範囲で自由に行える海峡のことであり、日本における特…

第107話 地方政治と行政

序文・まさか元同僚が地方議会議員になろうとは! 堀口尚次 地方市議会議員の元同僚がFacebookに『地域住民の方より「歩道ブロックによく高齢者等の車が乗り上げてしまっている」との相談を受け、担当課に改善をお願いしました。視界にわかりやすく、安全ポ…

第106話 レジでの出来事

序文・また自分を棚に上げてしまった。反省しています。 堀口尚次 とある大手スーパーのレジでの出来事です。買い物カゴに一杯に商品を入れて、レジの台へ「よっこいしょ」と降ろし、マイバックならぬマイカゴを持参していたので、それもその買い物カゴの上…

第105話 石原莞爾(かんじ)という軍人

序文・陸軍中将で軍事思想家といわれた軍人がいたが、東京裁判では裁かれていない。 堀口尚次 日本の陸軍軍人、軍事思想家。最終階級は陸軍中将。位階勲等功級は正四勲一等功三級。主著に『世界最終戦論』→〈ヨーロッパ戦争史の研究と田中智学(宗教家・日蓮…

第104話 妖怪と幽霊は似てる

序文・日本人は昔から妖怪や幽霊と付き合ってきた。 堀口尚次 妖怪とは、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。妖(あやかし)または物の…

第103話 ラーメン店列伝

序文・ここ5年ぐらいで食べたラーメン店の記録です。 堀口尚次 けしてグルメではなく、ただラーメンが好きなだけで、色んな店にいきました。グルメ・レポートは出来ませんのでご勘弁下さい。店名太字は市内です。 ①スガキヤ→言わずと知れた名古屋のソウル・…

第102話 名古屋市中区東別院界隈の散策

序文・初めての当日行動記録の投稿です。 堀口尚次 本日は天候も良かったので、電車で近場へ出掛けました。とは言っても風が強く何度も帽子を飛ばされそうになり、小学生以来に帽子(つば付きキャップ)を逆さまにかぶりました。 最寄駅の名古屋鉄道・聚楽園…

第101話 江戸時代中期の尊王論者弾圧事件

序文・尊王論者弾圧とは、公家の勢力争いだった。 堀口尚次 宝暦事件は、江戸時代中期に尊王論者が弾圧された最初の事件。首謀者と目された人物の名前から竹内式部一件(たけのうちしきぶいっけん)とも呼ばれる。江戸時代中期、幕府から朝廷運営の一切を任…