ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

その他

第338話 明治用水と神社

序文・先人が築いた近代農業用水 堀口尚次 大規模な漏水で問題となっている明治用水は、西三河地方南西部に農業用、工業用の水を供給する用水である。幕末・明治維新期に、全国に先駆けて測量・開削が行われた近代農業用水だったため、明治という元号を冠する…

第333話 炭坑節

序文・サノヨイヨイ 堀口尚次 炭坑節は、福岡県に伝わる民謡である。現在の田川市が発祥といわれる。 もともとは炭坑労働者によって唄われた民謡『伊田場打選炭唄』が原曲で、「月が出た出た月が出た、ヨイヨイ」の一節で知られる。もともとは盆踊り唄ではな…

第329話 仁義を切る

序文・「御控えなすって」 堀口尚次 「仁義を切る」とは、任侠、テキヤ、香具師(やし)、博徒、渡世人(とせいにん)などが初対面の際に交わす挨拶の形式を表現する言葉。「仁義」の元の意義としては、人間の行動規範の根本として孔子の説く博愛を意味する「仁…

第323話 姥捨て山

序文・悲しい民話伝説 堀口尚次 姥(うば)捨て山は、棄老(きろう)〈老人を山の中などに捨てること〉伝説に材をとった民話。大きく「枝折り型」と「難題型」、それらの複合型に分けられる。法令、口減らしなどのために高齢の親を山に捨てることとなった息子と…

第321話 松下幸之助の水道哲学とダム式経営

序文・文字通りナショナルブランドになった 堀口尚次 松下幸之助1894年〈明治27年〉生まれは、実業家、発明家、著述家。パナソニック〈旧社名:松下電気器具製作所、松下電器製作所、松下電器産業〉を一代で築き上げた経営者である。異名は「経営の神様」。…

第320話 ツベルクリンとBCGの響き

序文・このBCGが目に入らねぇ~か! 堀口尚次 ツベルクリンとは、結核菌感染の診断に用いられる抗原である。日本でのツベルクリン反応検査は、ツベルクリン溶液皮内投与の48時間後の接種部位の発赤の直径を測定して、結核感染を診断する方法で、100年以上…

第318話 愛知用水に捧げられた命

序文・水はあたりまえになかった 堀口尚次 愛知用水は、愛知県の尾張丘陵部から知多半島にかけての一帯に農業用、工業用、上水道用の水を供給する用水である。 大きな河川が無く水不足であった知多半島地域への用水運動が愛知用水誕生の端緒である。水不足を…

第314話 郷土の偉人・トマト王

序文・カゴメケチャップ・ソース発祥の地 堀口尚次 蟹江一太郎は、カゴメ創業者であり「トマト王」とも称される。明治8年、愛知県知多郡名和村〈現・東海市名和町〉に農家の長男として出生。当時の名前は佐野市太郎。明治26年18歳で蟹江家に婿入りしたが、近…

第312話 延命治療の意味と葛藤

序文・自分の親族となると・・・ 堀口尚次 延命治療とは、疾病の根治ではなく延命を目的とした治療のことである。対症療法の1つ。 生命予後不良で根治が見込めない患者に対し、人工呼吸や輸血、輸液などによって延命を図ることを目的とする。医療技術の発達…

第311話 プロ野球と高校野球の違い

序文・どちらも真剣勝負 堀口尚次 プロ野球・ロッテとオリックスの公式戦で、佐々木投手が投じた外角直球を白井球審がボールとジャッジ。この判定に対する表情が不服に映ったのか、白井球審はマスクを取り、鬼の形相でマウンドに詰め寄った。このことが連日…

第309話 六曜の成り立ちと昨今

序文・根拠のない迷信 堀口尚次 六曜(ろくよう)は、暦注(れきちゅう)〈暦(こよみ)に記載される日時・方位などの吉凶、その日の運勢などの事項〉の一つで、先勝(せんしょう)・友引(ともびき)・先負(せんぶ)・仏滅(ぶつめつ)・大安(たいあん)・赤口(しゃっこう…

第300話 見張り塔からずっと

序文・ものみの塔 堀口尚次 「ここから抜け出す手段があるはずだ」道化師は盗人に言った「混乱ばかりで休めやしない。事業家どもは俺のワインを飲み 農夫どもは俺の土地を耕す やつらの誰一人としてその価値をわかっちゃいない」 「そんなにイラつく事じゃな…

第265話 アポロの月面着陸

序文・月にウサギはいなかった?! 堀口尚次 アポロ計画は、アメリカ航空宇宙局〈NASA〉による人類初の月への有人宇宙飛行計画である。1961年から1972年にかけて実施され、全6回の有人月面着陸に成功したとNASAは発表した。 アポロ計画〈特に月面着陸〉は、…

第262話 パラドックス

序文・考えるほど頭が痛くなる 堀口尚次 パラドックスとは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われる。 「妥当に思える推論」は狭義には〈とりわけ数学分野においては〉…

第244話 ジャイロ効果とヘリコプター

序文・名古屋発祥の地球ゴマ 堀口尚次 ジャイロ効果とは、一般的には、物体が自転運動をすると〈自転が高速なほど〉姿勢を乱されにくくなる現象を指す。 学術上は、自転回転する物体〈この効果に関連する場合「ジャイロ」と呼ばれる〉について次の性質を指す…

第241話 本当の強さとは

序文・優しさという強さ 堀口尚次 冬季ながら連日の熱戦が繰り広げられている北京オリンピックだが、選手の活躍や、まわりの動静に、「本当の強さと何か」という事を考えさせられた。 スキー・ジャンプ混合団体で、スーツの規定違反のため高梨沙羅が失格して…

第240話 消滅した国家

序文・社会主義国家が辿った運命 堀口尚次 「ユーゴスラビア」は、1918年にセルビア王国を主体としたセルビア人・クロアチア人・スロベニア人王国として成立。1929年にユーゴスラビア王国に改名されたが、1941年にナチス・ドイツを中心とする枢軸国の侵攻に…

第237話 不正車検問題の闇

序文・氷山の一角かもしれない 堀口尚次 アサリの産地偽装問題も同じだが、客〈消費者〉がわからなければ即座に問題にならないサービスなどは五万とある。「わからなければ何をやってもいい思想」は、この日本に蔓延していると思う。 他人が見ていないところ…

第236話 四字熟語の成り立ち

序文・外人泣かせの四字漢字 堀口尚次 ①【乾坤一擲(けんこんいってき)】 運命を賭けて、いちかばちかの大勝負をすること。「乾坤」は、天と地、陰と陽。転じて、さいころの奇数と偶数の目の意。また、天下を賭けるような大勝負をすること。「一擲」は、さい…

第225話 日本のチェーンストアの父

序文・チェーンストアは手段であり目的ではない 堀口尚次 渥美俊一は、昭和元年生れで東京大学法学部を卒業。学生時代は全国学生運動の中枢で活動。卒業後に読売新聞社に入り経営技術担当記者となる。その後にチェーンストア経営研究団体「ペガサスクラブ」…

第219話 喜納昌吉という生き方

序文・泣きなさい笑いなさい 堀口尚次 喜納昌吉は、日本の音楽家、平和活動家、政治家。米軍占領下のゴザ市〈現・沖縄県沖縄市〉出身。琉球民謡を現代風にアレンジしたウチナー・ポップを確立した。バンド、喜納昌吉&チャンプルーズを率い、ヴォーカル、ギ…

第209話 日本の捕鯨の歴史と問題点

序文・小学校の給食でよくクジラ肉を食べました 堀口尚次 日本では、明治時代に西洋式捕鯨技術が導入される前、先史時代から独自の技術で捕鯨を行っていた。江戸時代には、鯨組と呼ばれる大規模な捕鯨集団による組織的捕鯨が行われていた。明治時代には遠く…

第205話 3年間だけ大宮島だったグアム島

序文・グアム島統治の歴史 堀口尚次 日本軍によるグアムの占領は、第二次世界大戦の間の1941年から1944年までの時代のことである。このときグアム島は大宮(おおみや)島と改名されていた。戦後28年間、この島に潜伏していたのが有名な横井庄一さんだ。 占領…

第204話 レコードの豊かな音源

序文・アナログって好きです 堀口尚次 通常人間が聴こえている生演奏は、40,000Hz(ヘルツ)までで、これに対してCDは、22,000Hzまでしか収録されていない。これは、人間に聞こえない範囲の周波数をカットしているためである。しかしレコードには、人間が聴…

第199話 日本製の楽器の活躍

序文・世界のYAMAHA 堀口尚次 YAMAHAに代表されるような日本の楽器メーカーは、世界で活躍しているミュージッシャン御用達の物も少ないくない。 岐阜県可児市にある「ヤイリギター」は、アコースティック・ギター製作で世界的なブランドだ。元ビ…

第193話 エンジンの仕組と種類

序文・近未来にはなくなってしまうのかなぁ 堀口尚次 自動車はどうやってタイヤを回転させ、前に進んで行くのだろう?この疑問を解決する為に、一生懸命調べてみました。エンジンがあるから、ピストンを動かしてタイヤを回転させているのだという事ぐらいは…

第189話 多数決の落とし穴

序文・一人だって立派な人は立派 堀口尚次 多数決とは、ある集団において意思決定を図る際に、多数派の意見を採用する方法のこと。より多くの人間が納得する結論を導き出すこと、特定の人物の決定に委ねないことから、民主制と深く関連したものであり、民主…

第185話 植物の妙

序文・植物に癒される 堀口尚次 アジサイは、白・青・紫または赤色の花が綺麗な、梅雨時期を代表する花だが、あれは花ではなく萼(がく)〈最も外側にありその内側の花冠(かかん)=花びらの集まり とは明らかに色・大きさなどが異なる葉的な要素に対する集合名…

第184話 連合赤軍・あさま山荘事件の総括

序文・当時テレビにくぎ付けだった 堀口尚次 連合赤軍とは、1971年から1972年にかけて活動した日本の極左テロ組織、新左翼組織の1つ。共産主義者同盟赤軍派と京浜安保共闘革命左派が合流して結成された。連合赤軍は、思想的には毛沢東主義を掲げており、その…

第180話 どこか懐かしい、歌や詩。

序文・日本語の響きっていいですよね 堀口尚次 唱歌『この道』作詞・北原白秋、作曲・山田耕作「この道はいつか来た道ああそうだよあかしやの花がさいてる」郷愁を誘うなんともいえないメロディでした。小学校の音楽室に、山田耕作の肖像画が掲げてあった記…