ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第1070話 大仏を建立した永田佐吉

序文・佐吉大仏 堀口尚次 永田佐吉〈元禄14年 - 寛政元年〉は、美濃国羽栗郡竹ヶ鼻村〈現・岐阜県羽島市〉出身の豪商、人徳者。別名・仏佐吉。号は覚翁、実道。 貧しい農民の子として生まれる。幼くして両親と死別、継母に育てられる。10歳の頃、尾張国名古…

第1069話 大石内蔵助を接待させた細川綱利

序文・細川家の守り神 堀口尚次 細川綱利(つなとし)は、江戸時代前期から中期にかけての大名。肥後国隈本藩3代藩主。熊本藩細川家4代。元禄赤穂事件後に大石良雄〈内蔵助〉ら赤穂義士を預かり歓待したことで知られる。 元禄15年12月15日早朝、吉良義央を討ち…

第1068話 市中引き回し

序文・みせしめ 堀口尚次 市中引き回しは、江戸時代の日本で行われた刑で、死刑囚を馬に乗せ、罪状を書いた捨札等と共に刑場まで公開で連行していく制度である。「市中引廻し」とも書く。 市中引き回しは死罪以上の判決を受けた罪人が受ける付加刑であり、単…

第1067話 四日市の大入道

序文・大坊主 堀口尚次 大入道(おおにゅうどう)は、日本各地に伝わる妖怪。 名称は大きな僧の意味だが、地方によって姿は実体の不明瞭な影のようであったり、僧ではなく単に巨人であったり、様々な伝承がある。坊主〈僧〉姿のものは大坊主ともいう。また大き…

第1066話 日本最大級の徳山ダムと消えた徳山村

序文・徳山湖(浜名湖の約二倍)の出現 堀口尚次 徳山ダムは、岐阜県揖斐郡揖斐川町、一級河川・木曽川水系揖斐川最上流部に建設されたロックフィルムダム。独立行政法人水資源機構が管理する多目的ダムである。 日本最大級のダムであり、総貯水容量6億6,000…

第1065話 誤解された平時忠の発言

序文・平家にあらずんば人にあらず 堀口尚次 平時忠は、平安時代末期の公家。桓武平氏高棟流〈堂上平氏〉、兵部権大輔・平時信の子。官位は正二位・権大納言。母は二条大宮〈令子内親王〉の半物(はしたもの)〈下仕えの女房〉をしていた女性〈氏素性は未詳〉…

第1064話 中島みゆきの祖父「中島武市」

序文・地元を忘れなかった 堀口尚次 中島武市(ぶいち)〈明治30年 - 昭和53年〉は、日本の実業家・政治家。岐阜県本巣郡土貴野村〈現在:本巣市〉出身。岐阜市立岐阜商業学校〈現在の岐阜県立岐阜商業高等学校の前身〉卒業。シンガーソングライターの中島みゆ…

第1063話 国語辞典の基礎を作った「谷川士清」

序文・五十音順にまとめた 堀口尚次 谷川士清(ことすが)〈宝永6年- 安永5年〉は、江戸時代の国学者である。通称は養順。字は公介。号は淡斎。 伊勢国の津〈現、三重県津市〉の医者の家に生まれる。京都に出て医学を学ぶ傍ら、玉木正英〈神道家〉から垂加(す…

第1062話 二礼二拍手一礼

序文・かしわで 堀口尚次 二礼二拍手一礼は、日本の神社で用いられる拝礼作法で、まずお辞儀を二度行い、二度手を叩き〈拍手〉、最後にもう一度お辞儀を行うもの。神社本庁・伊勢神宮・靖国神社などはこの種の参拝作法を二拝二拍手一拝と呼ぶ。二礼二拍手一…

第1061話 手締め

序文・御手を拝借 堀口尚次 手締めとは日本の風習の一つで物事が無事に終わったことを祝って、その関係者が掛け声とともにリズムを合わせて打つ手拍子である。手打ちともいう。祭や冠婚葬祭などの式典、商談や株主総会などの終わりに行われる。 祝いの席で使…

第1060話 三三七拍子

序文・実は四四八拍子 堀口尚次 三三七拍子は、明治大学應援團で考案された応援様式であり、全国に幅広く普及している日本の代表的な応援技法のひとつである。 初代団長・相馬基(もとい)が考案し、大正10年に行われた早稲田大学との対抗試合で初めて披露され…

第1059話 ジェノサイド

序文・大量虐殺 堀口尚次 ジェノサイドは、政治共同体、人種、民族、または宗教集団を意図的に破壊することである。ジェノサイド条約第2条によれば、政治共同体の、人種的、民族的、宗教的な集団の全部または一部を破壊する意図をもって行われる行為のことで…

第1058話 GHQの検閲を受けた「時代劇」

序文・チャンバラ禁止令 堀口尚次 昭和20年の太平洋戦争終結後、日本が連合国軍最高司令官総司令部〈GHQ〉の占領統治下に置かれると、GHQは教育文化政策を担当する民間情報教育局〈CIE〉を設置し、さらに民間検問支隊を置いて、日本映画は二重の検閲を受ける…

第1057話 鞍馬天狗

序文・牛若丸に剣術を教えた 堀口尚次 鞍馬天狗は、鞍馬山の奥、僧正ヶ谷に住むと伝えられる大天狗である。別名、鞍馬山僧正坊。 大天狗は、強力な神通力を持つとされる天狗である。さまざまな説があるが善悪の両面を持つ妖怪もしくは神とされ、優れた力を持…

第1056話 力水

序文・清めの水 堀口尚次 力水(ちからみず)は、大相撲における儀式の一つで、力士が土俵に上がったときに他の力士から渡される清めの水で、神聖な土俵に上がる時に身を清めるために使われる。原則として十両以上の取組で使用する。 水桶を白房下(しろぶさし…

第1055話 信楽高原鐡道列車衝突事故

序文・起こるべくして起きた事故 堀口尚次 信楽高原鐵道列車衝突事故は、滋賀県を走る信楽高原鐡道信楽線において発生した列車衝突事故。信楽高原鐵道の車両と、直通運転で乗り入れていた西日本旅客鉄道〈JR西日本〉の車両が正面衝突した。 1991年5月14日10…

第1054話 移植に耐えた「荘川桜」

序文・ダムの底に沈んだ村からの移植 堀口尚次 荘川(しょうかわ)桜は、岐阜県高山市荘川町中野〈旧荘川村〉の国道156号沿い、御母衣(みぼろ)ダム湖岸に移植された樹齢450年と推定される2本のエドヒガン〈サクラ〉の古木。ごく淡いピンク色の花弁とごつごつし…

第1053話 生瀬騒動

序文・住民皆殺し 堀口尚次 生瀬騒動は、江戸時代初期の慶長14年秋に、水戸藩領の常陸国久慈郡小生瀬村〈現:茨城県大子町小生瀬〉で発生したとされる事件。年貢納入を巡る農民と藩役人の行き違いの結果、水戸藩が小生瀬村の住民を皆殺しにしたという伝承で…

第1052話 黒部川第四発電所「黒四ダム」

序文・171人の殉職者 堀口尚次 黒部ダムは、富山県東部の中新川郡立山町を流れる黒部川水系の黒部川に建設された水力発電専用のダムである。昭和31年着工、太田垣士郎指揮の下、171人の殉職者を出し7年の歳月をかけて、1961年1月に送電を開始 し、昭和38年6…

第1051話 番町皿屋敷

序文・いちまーい にまーい 堀口尚次 皿屋敷は、お菊の亡霊が井戸で夜な夜な「いちまーい、にまーい... 」と皿を数える情景が周知となっている怪談話の総称。播州姫路が舞台の『播州皿屋敷』、江戸番町が舞台の『番町皿屋敷』が広く知られる。 日本各地にそ…

第1050話 耳なし芳一

序文・平家の落武者 堀口尚次 耳なし芳一は、古代の日本を舞台とした怪談であり、また、その物語の主人公である琵琶法師・芳一の、作中における事件後の〈つまり、耳を無くした後の〉通名でもある。 安徳天皇と平家一門〈伊勢平氏一門〉を祀った、長門国の赤…

第1049話 三途川の賽の河原

序文・地獄餓鬼畜生 堀口尚次 三途川(さんずのかわ)は、此岸(しがん)〈現世〉と彼岸(ひがん)〈あの世〉を分ける境目にあるとされる川。三途は仏典に由来し、餓鬼道・畜生道・地獄道を意味する。ただし、彼岸への渡川・渡航はオリエント起源の神話宗教からギ…

第1048話 恋之水神社

序文・健康長寿から縁結びへ 堀口尚次 恋之水(こいのみず)神社は、愛知県知多郡美浜町にある神社。宗教法人ではない。この神社の清水「恋の水」は万病に効くといわれているが、平安時代の桜姫の伝説から、縁結びにご利益があるという。この水を酌んで紙コッ…

第1047話 「こいのぼり」の悲しい風習

序文・武家と尚武 堀口尚次 こいのぼり〈鯉幟〉は、日本の風習で、江戸時代に武家で始まった端午の節句に男児の健やかな成長を願って家庭の庭先に飾る鯉の形に模して作ったのぼり。紙・布・不織布などに鯉の絵柄を描いたもので、風を受けてたなびくようにな…

第1046話 五行思想

序文・自然哲学 堀口尚次 五行(ごぎょう)思想または五行説とは、古代中国に端を発する自然哲学の思想。万物は火・水・木・金・土〈七曜(しちよう)=肉眼で見える惑星を五行と対応させた火星・水星・木星・金星・土星と、日→太陽・月→太陰 を合わせた7つの天…

第1045話 PL教団

序文・野球との関わり 堀口尚次 パーフェクト リバティー教団は、日本の大正時代に立教された宗教団体。文化庁の統計上における分類では、諸教。通称でPL教、PL教団と表記されることが多い。 現在の教主(おしえおや)は御木貴日止(みきたかひと)。信仰対象は…

第1044話 三重県伊賀上野方面の旅日記(2日目)

序文・オヤジ6人の珍道中 堀口尚次 2日目は5時位に目が覚めた。昨晩は1次回しか行ってないし、早く寝た?のでほとんど二日酔いもありませんでした。6時から無料のバイキング朝食スタートだったので、6時半頃に行くと、すでに仲間が一人で食べていました。ヨ…

第1043話 三重県伊賀上野方面の旅日記(1日目)

序文・オヤジ6人の珍道中 堀口尚次 恒例となっています「ナイスミドル企画」で、2024年4月24日㈬の朝9時21分発の「近鉄五十鈴川行き急行」に乗車で、近鉄名古屋駅に集合しました。恒例(高齢ではない?!)の4人以外にも、今回は2名追加の総勢6名の親父軍団…

第1042話 塞の神

序文・民間信仰 堀口尚次 塞(さい)の神は、日本の民間信仰における神の一つ。岐(クナト)の神ともいい、古より牛馬守護の神、豊穣の神としてはもとより、禊、魔除け、厄除け、道中安全の神として信仰されている。疫病・災害などをもたらす悪神・悪霊が聚落に…

第1041話 二本松少年隊

序文・戊辰戦争の悲劇 堀口尚次 二本松少年隊は、幕末の二本松藩〈現・福島県二本松市〉において戊辰戦争に出陣した12歳から17歳の少年兵部隊。幕府側で戦った。ただし、会津藩の白虎隊と違い当時は隊名がなく、二本松少年隊と名づけられたのは戊辰戦没者五…