ホリショウのあれこれ文筆庫

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第591話 会社OBによる新年会&温泉プチ旅行

序文・ナイスミドル!?企画

                               堀口尚次

 

 去る1月18日~19日に会社のOB4人で、私が企画した「新年会&温泉プチ旅行」に行って参りました。その時の内容を記したいと思います。ほぼ同じメンバーで過去5回、日帰り旅行を行っており、すべて私が企画し「ナイスミドル企画(笑)」と銘打っております。因みに平均年齢は64歳です。鉄道利用・温泉・ウォーキング(低登山)等をもりこみながら、あーでもない・こーでもないといいながらの、のんびり旅です。そして今回は、初めての泊まりということで、ささやかな新年会を企画しました。私を含めお酒が飲めるメンバーなので楽しみにしていました。(この時点では…)

 まず初日は、メンバー全員が愛知県在住なので、名古屋市中心にほど近い名鉄金山(かなやま)駅集合で、特急に乗り豊橋駅を目指しました。豊橋駅に着くとすぐに昼食タイムです。名古屋圏のテレビ番組で有名な「スパゲッ亭チャオ」で頂きましたが、平日の正午前にも関わらず待ち時間10分という盛況ぶりでした。オヤジ(ナイスミドル?)はやっぱりパスタではなくスパゲッティ!!ですなぁ~

 その後豊橋駅から出ている市電に乗り、5km先の終点・赤岩口駅で下車。愛知県では、市電はもうここでしか乗る事が出来ず、もの珍しいです。「お電(でん)車(車内でおでんやお酒が楽しめる)」なんて企画もあるみたいで、いつか乗ってみたいですね。

 終点駅からは徒歩1.5kmのキジ山(134.8m)を目指しました。東海自然歩道から少し脇道に入ったところに、一応三角点があるということでしたが、地図にも道がないので心配になり、事前に豊橋市役所に電話して登頂可能なルートを確認しておきました。それでもたかだか134.8mの登山なのに、息は切れるし、重ね着していた上着を脱ぐほど、しんどかったですよ~。なんとか山頂の三角点に辿り着いた時の達成感(大袈裟かっ!)は格別でした。

 下山して、また市電に乗り豊橋駅前まで戻ってから、今晩宿泊のルートインホテルにチェックインしました。そして17:00から近所の居酒屋「串カツ田中」で新年会と相成りました。アルコール飲み放題にしたので、ケチケチ根性が出てしまい、ここぞとばかりに酒をあびてしまいました。19:00ぐらいからは、2軒目として「スナック琴」へ繰り出し、飲めや歌えやのどんちゃん騒ぎです。但しこの辺りから私の記憶が曖昧になってきました。そして3軒目のバーでは、有志二人になりましたが、私はまったく覚えていません。更に4軒目のバーにも突入しましたが、ここはかすかに記憶があります。不思議なものです。問題の事件が勃発したのはこの後です。4軒目を出た後、有志二人でコンビニへ行ったが(私はこの辺からまったく記憶なし)一人がトイレに入っている間に、私はどこかへ消えてしまったんだそうな!私はといえば、深夜の街を千鳥足でふらつきながら、何度も転んで、スマホの地図アプリでホテルに帰ろうとしていました。多分1時間以上は徘徊したと思われたころ、酷(ひど)く転倒してしまい、おでこなどをアスファルトに強打し、メガネは変形するし、出血もしていたのでハンカチで止血しながら、近くのコンビニに入りタクシーを呼んでもらいました。今思えば、何で早くタクシーを呼ばなかったのか、後悔先に立たずです。なんとかホテルに辿り着いた時は夜中の1時ぐらいでした。

 翌日は、楽しみにしていた無料のバイキング朝食も行けず(顔面の傷が恥ずかしい…)悔しい思いをしました。8:00にチェックアウトしましたが、ニット帽子とマスク等で傷跡のカモフラージュはできましたが、ズキンズキンという痛みだけは一日中続きました。同行の皆さんには、「一か月の禁酒宣言」を宣(のたま)いました。

 二日目は、JR豊橋駅から飯田線(終点は長野県の岡谷)に乗り、飯田線の愛知県区間制覇を目指しました。(飯田線は単線の鈍行列車で、終点までに94駅あり7時間かかるとのこと)私たちが下車する静岡県「出馬(いずんま)駅」の手前ぐらいから2両編成の車内には私たち4人しか乗っていませんでした~。出馬駅から二駅分となる「浦川駅」までの2.5kmの山里をのんびりと歩きました。浦川駅の近くに五平餅のお店があったので、美味しくいただきました。ところが駅の男子トイレの大(個室)が修繕中で使用不可であったことから、あろうことか女子トイレを略奪するという行為に及んだ事があったとかなかったとか!?

 こうして帰りの豊橋行きの飯田線に乗り込むと、車掌さんがやってきましたが(飯田線はほとんど無人駅なので車掌さんから切符を購入する仕組み)どこかで見かけた人だなあと思ったら、なんと行きの車両で切符を買った同じ人でした。何かの縁を感じましたので、途中下車した「湯谷(ゆや)温泉駅」で車掌さんに手を振ってお別れしました。

 湯谷温泉駅から徒歩0.5kmの温泉施設「鳳来ゆーゆーありいな」へ向かい、疲れた身体と二日酔いの頭を癒しました。(私は傷口にお湯がしみない様に細心の注意で入浴しました=自業自得)入浴後は併設の食堂で、各々お気に入りの食事に舌鼓をうち、時間もたっぷりあったので食後のコーヒーも堪能しました。その後は、飯田線湯谷温泉駅から豊橋駅までもどり、名鉄特急に乗り換えて、名古屋へ戻って行きました。帰りの電車ではみんな睡魔に襲われていました。

 こうして初めての一泊二日の「新年会&温泉プチ旅行」は無事?!終了しました。もうすでに、次回の企画も出来ており、メンバーには案内済みですが、「お酒は呑まない!・宿泊で呑む場合は2軒で完徹」を宣言しました。

 追伸:「一か月禁酒宣言」は、ものの一週間で破られました。更に、顔面の傷は毎日オロナイン軟膏を塗りたくりましたので、今ではすっかり癒えております。(但し、当日帰宅したおりに、顔面を見た娘から「喧嘩でもしたの!!」と言われる始末でした~)