序文・さすが大英帝国!格が違いますなぁ
堀口尚次
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国、通称イギリスは、ヨーロッパ大陸北西岸に位置し、グレートブリテン島、アイルランド島北東部その他多くの島々からなる立憲君主制国家。首都はロンドン。英語圏ではUnited Kingdom、頭文字を取ってU.K.、UKと略称される。日本語における通称ならび俗称の一例としてイギリス、英国がある。
イギリスは四つの非独立国であるイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドより構成される。それぞれの国は首都を持ち、ロンドン(イングランド)、エディンバラ(スコットランド)、カーディフ(ウェールズ)、ベルファスト(北アイルランド)がそれである。中でもイングランドの首都であるロンドンは、イギリス連合王国の首都としての機能も置かれている。
数多くのスポーツを誕生させたイギリスでも取り分け人気なのがサッカーである。イギリスでサッカーは「フットボール」と呼び、近代的なルールを確立したことから「近代サッカーの母国」と呼ばれ、それぞれの地域に独自のサッカー協会がある。イギリス国内でそれぞれ独立した形でサッカーリーグを展開しており、中でもイングランドのプレミアリーグは世界的に人気である。イングランドサッカー協会 (FA) などを含むイギリス国内の地域協会は全て、国際サッカー連盟 (FIFA) よりも早くに発足しており、FIFA加盟国では唯一特例で国内の地域単位での加盟を認められている(以降、FIFAは海外領土など一定の自治が行われている地域協会を認可している)。その為、FIFAや欧州サッカー連盟(UEFA)が主宰する各種国際大会(FIFAワールドカップ・UEFA欧州選手権・UEFAチャンピオンリーグ・UEFAカップなど)には地域協会単位でのクラブチームやナショナルチームを参加させており、さらには7人いるFIFA副会長の一人はこの英本土4協会から選ばれる、サッカーのルールや重要事項に関しては、FIFAと英本土4協会で構成する国際サッカー協議会が決定するなど特権的な地位が与えられている。また、サッカー選手や監督がプロ競技における傑出した実績によって一代限りの騎士や勲爵士となることがある。
サッカーは他の多くの国でも人気になり、特にヨーロッパでは、フットボールという言葉が使われていた。しかしアメリカやオーストラリアなど一部の国では、すでに「フットボール」と呼ばれる別のスポーツが存在していたため、これらの国では「サッカー」と呼ばれるようになった。
因みに関係ないが、小売業では、レジ登録が終わった商品(買上げ品)を袋に詰めることを「サッキング」といい、袋詰めする店員を「サッカー」と呼ぶ。