ホリショウのあれこれ文筆庫

歴史その他、気になった案件を綴ってみました。

2021-01-01から1年間の記事一覧

第104話 妖怪と幽霊は似てる

序文・日本人は昔から妖怪や幽霊と付き合ってきた。 堀口尚次 妖怪とは、日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在のこと。妖(あやかし)または物の…

第103話 ラーメン店列伝

序文・ここ5年ぐらいで食べたラーメン店の記録です。 堀口尚次 けしてグルメではなく、ただラーメンが好きなだけで、色んな店にいきました。グルメ・レポートは出来ませんのでご勘弁下さい。店名太字は市内です。 ①スガキヤ→言わずと知れた名古屋のソウル・…

第102話 名古屋市中区東別院界隈の散策

序文・初めての当日行動記録の投稿です。 堀口尚次 本日は天候も良かったので、電車で近場へ出掛けました。とは言っても風が強く何度も帽子を飛ばされそうになり、小学生以来に帽子(つば付きキャップ)を逆さまにかぶりました。 最寄駅の名古屋鉄道・聚楽園…

第101話 江戸時代中期の尊王論者弾圧事件

序文・尊王論者弾圧とは、公家の勢力争いだった。 堀口尚次 宝暦事件は、江戸時代中期に尊王論者が弾圧された最初の事件。首謀者と目された人物の名前から竹内式部一件(たけのうちしきぶいっけん)とも呼ばれる。江戸時代中期、幕府から朝廷運営の一切を任…

第100話 他人が尊重できないならここから出ていけ

序文・弱い人間と強い人間 堀口尚次 米コロラド州にある空軍士官学校予備校の学生寮で、黒人学生を侮蔑する人種差別的な罵倒が、学生の部屋のドアについていた問題を受け、士官学校校長のジェイ・シルベリア中将は、士官学校の全校生徒と教職員を集めて、こ…

第99話 不平士族の反乱

序文・日本最大の内戦、西南戦争の最期で、西郷隆盛は「もうここらでよかろう」といい自刃し介錯された。 堀口尚次 佐賀の乱・神風連(しんぷうれん)の乱・秋月の乱・萩の乱そして、西南戦争・福岡の変へと続くが、いずれも旧肥前藩・旧肥後藩・旧秋月藩・旧…

第98話 古内東子の世界観

序文・君は笑って「いいのよ」なんて ってとこがいい。 堀口尚次 古内東子は、「誰より好きなのに」のヒットでOLの神様と呼ばれ、女心をつかんだ歌詞で、世の女性を虜にしたシンガーソングライターですが、男である私もやられました。彼女は、まったく男心…

第97話 江戸時代の義民伝説

序文・いつの時代にも「任侠道の如く、強気を挫き弱気を助く」の人がいたのだ。 堀口尚次 義民(ぎみん)とは、民衆のため一身を捧げた人をいう。飢餓などで人々が困窮しているときに一揆の首謀者などとなって私財や生命を賭して活躍した百姓の事。主に江戸時…

第96話 ブラザー・サン・シスター・ムーン

序文・太陽も月も兄弟姉妹なのだ。タイトル曲もすごく良かった。 堀口尚次 もう随分前だが、タイトルの映画を観て感動した。1972年のイギリス・イタリアの合作映画だ。 日本の仏教でも同じだと思うが、この話のキリスト教に於いても、その宗教組織が大きくな…

第95話 死刑と終身刑の課題

序文・今回は誤解を恐れずに書きました。「自死刑」 堀口尚次 死刑制度がある日本と、合法的に射殺が許されている国のどちらが野蛮なんだ!?と「そこまで言って委員会」で竹田恒泰氏が叫んでいたが・・・。 2020年時点で、106カ国で全ての犯罪に対して死刑…

第94話 うるう年の理屈

序文・オリンピックとうるう年って関係あるんだろうか? 堀口尚次 4年に一度のうるう年には、2月29日が存在するが、その日が誕生日の人は、「4年に1歳しか歳をとらないんだ」と思っていたが、日本の法律では、誕生日を基準とした行政手続に限り「みなし誕生…

第93話 会社研修会の思い出

序文・研修会は嫌いだったが、貴重な思い出になった。 堀口尚次 20歳代の後半に、会社で受けた宿泊を伴った研修会の思い出です。チーフという立場の社員を対象とした、初級中間管理職?的な研修だった。会社・職場での自分を分析し、上司からまた部下(後輩…

第92話 野球のルールと用語

序文・高校野球の申告故意四球はどうかなぁと思ってしまう・・・ 堀口尚次 高校野球をテレビで観ていた時に、娘から質問されたルール・用語があったが、上手く説明出来なかった。これを機に、調べてみた。 ①イン・フィールド・フライ 「無死または一死」で「…

第91話 伊勢湾台風殉難者慰霊碑を尋ねて

序文・未憎悪の大災害であった伊勢湾台風、殉難者への鎮魂の軌跡です。 堀口尚次 伊勢湾台風は昭和34年台風第15号、台風195915号、国際名:ヴェラ/Veraは、昭和34年9月26日に潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心にほぼ全国にわたって甚大な被害をもた…

第90話 池田屋・寺田屋・近江屋事件

序文・幕末最大の謎「坂本龍馬暗殺」 堀口尚次 幕末に旅籠などを舞台に四つの事件があり、しかも寺田屋事件は二つあり、かなりややっこしいので、まとめてみた。 池田屋事件は、幕末の1864年7月8日に、京都三条木屋町(三条小橋)の旅籠・池田屋に潜伏してい…

第89話 日付変更線とは

序文・初めはどうしても理解できなかった~(泣) 堀口尚次 地球上には日付変更線が存在するが、なぜ必要なのでしょう? 16世紀にマゼラン一行が西回りでの世界一周航海を達成して出発地のスペインへ帰り着いた際、この日付の矛盾が発覚した。乗組員は世界一…

第88話 バイク一人旅の思い出

序文・約30年前の思い出なり。けして消えない消したくない。 堀口尚次 働きながらバイクの免許を取り、400㏄のバイク(エリミネーター)を買って一人旅に出たのだ。20歳代半ばだと思うが、無茶な一人旅だったが、今となっては本当にいい思い出だ。あの頃は、…

第87話 護国神社と靖国神社

序文・いずれにしても国事殉難犠牲者、すなわち英霊にはかわりない。 堀口尚次 数年前に実家の父親が、「全國護國神社巡拝」と云う本を自費出版した。私は護国神社と云うものを理解しておらず、靖国神社との違いも分らなかった。 護国神社とは、国家のために…

第86話 懐かしいテレビ番組

序文・今や懐かしいテレビ番組もYouTubeで観る時代・・・ 堀口尚次 懐かしいテレビ番組(へたしたら白黒!?)を列挙しました。昔はテレビなんて1台しかなく家族みんなで観ていた。今では「チャンネル争い」は死語?! ①大正テレビ寄席 牧伸二が司会で、漫才…

第85話 華族制度と四民平等と解放令

序文・マジンガーZに阿修羅男爵なんてのが出て来たけど、公家か大名だったのか!? 堀口尚次 明治時代は、身分制度として「華族・士族・卒族・平民」と区別されており(戸籍上は華族の上のに「皇族」がある)、江戸時代の公家や大名が「華族」となり、後に…

第84話 エクソシスト

序文・小学生の時みたエクソシストは本当に怖かった。 堀口尚次 エクソシストとは、キリスト教、特にカトリック教会の用語でエクソシスムを行う人のこと。エクソシスムとは「誓い」「厳命」を意味するギリシャ語であり、悪魔にとりつかれた人から、魔を追い…

第83話 委員会と委員長

序文・そこまで言って委員会?! 堀口尚次 国家公安委員会・公正取引委員会・教育委員会など、行政機関の委員会について記してみる。 委員会とは、複数の委員からなる合議制の機関を指す。国又は地方公共団体におかれる合議制の行政機関で、行政委員会とも言…

第82話 将棋と麻雀から来た日本語

序文・高飛車にはなりたくないけど、テンパるのもいやだね。 堀口尚次 高飛車(たかびしゃ)は、飛車(ひしゃ)を自陣の前方に高い位置にとる将棋の戦術で、この時の飛車が相手の歩兵等の駒を前進させにくくする様子から転じて、高圧的な性格のさまを「高飛車な…

第81話 私の自動車遍歴

序文・懐かしいな~、みんなありがとねー、そしてご苦労様でした。 堀口尚次 トヨタ・カリーナ・ハードトップ・DX1600cc(中古車)20歳代前半・免許取立 ハンドルとシフトノブをナルディに変更、タイヤはインチアップしたので、ハンドルをきるとタイヤハウ…

第80話 ロックに魅了されて

序文・’70年代洋楽ロックは不滅なり 堀口尚次 往年のロックには素晴らしい作品が多い。いくつかを列挙してみた。 ①天国への階段(レッド・ツェッペリン) 「金(カネ)で天国への階段を買おうとする婦人」と「我々を導こうとする笛吹」が出て来る。「物質的…

第79話 警視庁・警察庁・検察庁の違い

序文・警察官と検察官は、発音は一文字しか違わないけど、全く違います。 堀口尚次 警視庁は、東京都の警察本部。各都道府県のトップが警察本部長なのに対して、警視庁だけは警視総監という。 警察庁は、行政機関の一つで、国家公安委員会の特別機関である。…

第78話 先輩の背中

序文・今でも鮮明に覚えている、先輩の立ち振る舞い。 堀口尚次 私が会社に入社したての頃は、仕事に忙殺され、来る日も来る日も残業の嵐だった。しかしながら、部署によっては、涼しい顔をして退社して行く人もおり、新入社員ながら「この会社には助け合い…

第77話 「カチコチの正義感」と「臨機応変」

序文・チコちゃんじゃないけど「ボ~と生きてんじゃないよ~!」ってか? 堀口尚次 正義とか道徳について綴ってきたが、違う側面から感じたこ事があった。 嫁さんの誕生日プレゼントに、娘とケーキを買いに行った時に起きた。その店は「シャトレーゼ」と云う…

第76話 人の振り見て我が振り直せ

序文・鶴田浩二が生きていたら、歌って欲しかった。 堀口尚次 娘が小学生だった頃、金管バンド(小学校の吹奏楽)の発表会が、市内の別の小学校で開かれることになり、車で出掛けたが、事前の通達で「駐車場が無い為、元浜公園の駐車場(歩いて10分弱)へ止…

第75話 忠臣蔵

序文・「忠臣」の大石内「蔵」助。 堀口尚次 「第74話 江戸時代の身分制度と家格」でも取り上げた「忠臣蔵」について詳しく綴(つづ)りたい。 赤穂(あこう)藩は、播磨国(はりまのくに)赤穂郡(現在の兵庫県赤穂市)にあり、藩主の「浅野内匠頭(たくみのかみ)…