序文・中国の影響 堀口尚次 愛知県西尾市の実相寺に、変った形状の釣り鐘がある。日本では作例の少ない形状であり、愛知県では類を見ない珍品とされる。南北朝時代に造られた鋳銅製で、八葉宝鐸(はちようほうたく)型梵鐘という。市のホームページには以下の…
序文・丁半賭博 堀口尚次 一か八かは、江戸時代の日本からとされる言葉。 どのような結果になるのかが予想できない場合に、運に任せて思いっきり物事を行うということを意味する。どのような結果になるのかが見通せない情況になった場合にせっぱつまって、運…
序文・歌舞伎の看板 堀口尚次 二枚目は、美男子のこと。 「二枚目」という用語は、歌舞伎用語をもとに、江戸時代に生まれた。歌舞伎の看板は、通常は8枚から成っていた。一枚目の看板は「書き出し」と言われ、主役の名が書かれ、二枚目の看板には若い色男の…
序文・入札制度 堀口尚次 ポスティングシステムとは、主にプロ野球において認められている移籍システムの一つ。日本のメディアでは旧制度に基づく入札制度という呼称も使われている。日本野球機構〈NPB〉とメジャーリーグベースボール〈MLB〉間でのシステム。…
序文・気を付けないととんでもないことに… 堀口尚次 責任払いとは、麻雀における細目ルールのひとつで、ある特定の役の和了〈あがり〉が発生した時に、その役を確定させる副露〈鳴き〉を許したプレイヤーに対して課される罰則〈点の支払い〉である。 中国語…
序文・緑の中を走りぬける 堀口尚次 ポルシェ〈Porsche〉は、ドイツの高性能スポーツクーペやSUV、スポーツセダンなどを専門とする自動車メーカーである。バーデン=ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトに本社を置く。フォルクスワーゲンAGの傘下である。 …
序文・シャクシャクという音 堀口尚次 錫杖(しゃくじょう)は、遊行僧が携帯する道具〈比丘十八物〉の一つである杖。梵語ではカッカラといい、有声杖、鳴杖、智杖、徳杖、金錫ともいう。 銅や鉄などで造られた頭部の輪形に遊(ゆ)環(かん)が4個または6個または…
序文・愛知航空機で造られた晴嵐 堀口尚次 第六三一海軍航空隊は、日本海軍の部隊の一つ。太平洋戦争末期にパナマ運河爆撃を目指して編制し、実施に至ることなく終戦を迎えた。 マリアナ諸島陥落を機に、長らく構想されていたパナマ運河破壊を実施に移すべく…
序文・御霊神社 堀口尚次 御霊(ごりょう)信仰とは、人々を脅かすような天災や疫病の発生を、怨みを持って死んだり非業の死を遂げた人間の「怨霊」のしわざと見なして畏怖し、これを鎮めて「御霊」とすることにより祟りを免れ、平穏と繁栄を実現しようとする…
序文・田んぼの中の畑 堀口尚次 島畑(しまばた)は水田の中に設けられた畑地。扇状地や、段丘・自然堤防などの微高地で水田を開墾する際に、導水できる高さまで土地を掘り下げた際に出る残土を水田の中に積み上げたもので、畑として利用された。寄畠(よせはた…
序文・最後の皇帝 堀口尚次 モハンマド・レザー・シャー・パフラヴィーは、パフラヴィー朝イランの第2代にして最後の皇帝。パフラヴィー2世とも呼ばれる。亡命前後の日本の報道ではパーレビ国王と呼ばれることが多かった。父である先代の皇帝レザー・シャー…
序文・EDO WIN 堀口尚次 株式会社エドウイン〈EDWIN〉は、デニム素材を中心とした日本のファッションブランド、繊維メーカー。 1950年代に常見米八商店の商号から発展したTUNEMIは、中古ジーンズをアメリカから輸入し市場に提供していたが、1960年代に…
序文・ローカル路線の存続問題 堀口尚次 上下分離方式とは、鉄道・道路・空港などの経営において、下部〈インフラ〉の管理と上部〈運行・運営〉を行う組織を分離し、下部と上部の会計を独立させる方式である。 一般には、中央政府・自治体や公営企業・第三セ…
序文・出光佐三の挑戦 堀口尚次 日章丸事件は、1953年に起きた石油の輸入とそれに付随した訴訟および国際的な衝突。 イギリスの影響下にあったイランは、第二次世界大戦の進駐を経て連合国の占領下から脱していたものの、当時世界最大と推定されていたその石…
序文・山縣有朋の懸念 堀口尚次 宮中某重大事件は、大正天皇の皇太子・裕仁親王〈後の昭和天皇〉妃に内定していた久邇宮家(くにのみやけ)の良子女王〈後の香淳皇后〉の家系に色覚異常の遺伝があるとして、大正9年から大正10年にかけて元老・山縣有朋らが久邇…
序文・亀甲山で亀は萬年 堀口尚次 キッコーマン株式会社は、千葉県野田市に本社を置く、醤油を主とする調味料、加工食品の大手企業である。 現社名は、前身8家の合同による野田醤油会社創立に際し、醤油統一商標「亀甲萬」とする。前身の1つ、茂木佐平次家の…
序文・歌舞伎役者 堀口尚次 千両役者とは、江戸時代に歌舞伎役者の中でも、特に人気を誇り、大衆を魅了した者を表した語。彼等は、1年に千両を超えるほどの高い給金を得た事から、こう呼ばれるようになった。歌舞伎の演目には、千両役者のみで配役される演目…
序文・匿名流動型犯罪グループ 堀口尚次 匿名・流動型犯罪グループは、2023年7月に警察庁が「SNSを通じて募集する闇バイトなど緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す集団」と定義した組織犯罪の類型。略称は匿流(とくりゅう)〈トクリュウ〉。 かつて半グレと…
序文・赤色だけではない 堀口尚次 夜光虫は、海洋性のプランクトン。大発生すると夜に光り輝いて見える事からこの名が付いたが、昼には赤潮として姿を見せる。赤潮原因生物としては属名カナ書きでノクチルカと表記されることが多い。動物分類学では古くは植…
序文・戦艦大和の最期 堀口尚次 天号作戦は、第二次世界大戦、太平洋戦争末期における日本軍の作戦計画。 天号作戦は、捷号作戦挫折後の1945年春、連合国軍の日本本土侵攻に対し、本土防衛作戦の一環として本土前縁で戦われた航空作戦である。連合艦隊発令の…
序文・九州三強 堀口尚次 龍造寺隆信は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将。肥前国の戦国大名。「九州三強の一人」や「肥前の熊」、「五州二島の大守」 などの異名が有名。また、曾祖父から曾孫への家督継承という戦国時代以外でもそう類を見ない例を成…
序文・聚楽園大仏 堀口尚次 『大仏廻国(かいこく)』は、昭和9年9月14日に公開された日本映画である。監督は枝正義郎、主演は石川秀道。『大仏廻国・中京編』とも称される。 映画監督である枝正義郎が東亜キネマから独立し、昭和9年に制作した作品である。「…
序文・両国国技館に常設 堀口尚次 枡席(ますせき)〈桝席・升席・マス席とも〉とは、伝統的な日本の観客席。土間や板敷きの間を木組みによって人数人が座れるほどの四角形に仕切り、これを「一枡」として観客に提供したことからこう呼ばれるようになった。 勧…
序文・サグラダファミリア 堀口尚次 アントニ・ガウディ〈1852年 - 1926年〉は、スペイン、カタルーニャ出身の建築家。19世紀から20世紀にかけてのモデルニスモ〈アール・ヌーヴォー〉期のバルセロナを中心に活動した。サグラダ・ファミリア〈聖家族教会〉、…
序文・陸がつながる 堀口尚次 陸繋砂州(りくけいさす)〈イタリア語: Tombolo、トンボロ〉とは、本土と陸繋島〈陸繋砂州の形成によって主陸地と陸続きと化した島〉とを繋ぐ砂州もしくは砂嘴(さし)〈沿岸流により運ばれた漂砂が静水域で堆積して形成される嘴(…
序文・父も信長に殺された 堀口尚次 津田信澄は、安土桃山時代の武将。織田氏の連枝衆〈一門衆〉であるが、姓は津田を称し、諱は信重といった。通称を七兵衛。近江大溝城主で、摂津大坂城代。 尾張の戦国大名・織田信秀の三男・織田信勝〈信行〉の嫡男〈織田…
序文・発展途上国という差別 堀口尚次 第三世界とは、西側諸国にも東側諸国にも属さない国々を指すものとして冷戦時代に使われた言葉である。これに対して、アメリカ合衆国、日本、EU諸国とその同盟国〈西側諸国〉を「第一世界」、ソビエト連邦、中華人民共…
序文・フランダースの犬 堀口尚次 ピーテル・パウル・ルーベンス〈1577年 - 1640年〉は、バロック期のフランドルの画家、外交官。祭壇画、肖像画、風景画、神話画や寓意画も含む歴史画など、様々なジャンルの絵画作品を残した。 ルーベンスは多作の芸術家だ…
序文・桜の大門 堀口尚次 旭日章(きょくじつしょう)は、昇る朝日と陽射しをかたどった紋章。日本の警察のほか、多くの日本の国家機関の徽章(きしょう)〈シンボルマーク〉として用いられる。日章、朝日影ともいう。家紋とする場合には旭光とも呼ばれている。 …
序文・幕府に睨まれた僧侶 堀口尚次 月照〈文化10年- 安政5年〉は、幕末期の尊皇攘夷派の僧侶。名は宗久、忍介、忍鎧、久丸。 文化10年、大坂の町医者の長男として、讃岐吉原〈現在の善通寺市〉に生まれた。 文政10年、叔父の蔵海の伝手を頼って京都の清水寺…